アニメ「そらのおとしもの」「おまもりひまり」が中国でファンイベントを開催

2010/06/09 18:49 配信

アニメ 芸能一般

中国で行われた交流展示会「中国国際ニューメディア祭」に出演した野水伊織と美名(写真左から)(C)2009水無月すう/角川書店/空美町新大陸発見部 (C)2009 的良みらん/富士見書房/おまひま製作委員会

インターネットTVや漫画、アニメコンテンツなどの交流展示会「中国国際ニューメディア祭」が中国・深セン市で5月14日〜17日に開催され、「そらのおとしもの」「おまもりひまり」「鋼殻のレギオス」がプロモーションに参加。「そらのおとしもの」と「おまもりひまり」からは声優の野水伊織と美名が現地を訪れ、熱心な中国のファン約450人を前にスペシャルイベントを開催した。

「そらのおとしもの」は「月刊少年エース」(角川書店)に連載中の同名コミックのアニメ化作品で、第1期は'09年10月から12月まで放送された。空から降ってきた美しい天使の少女・イカロス(声:早見沙織)に戸惑う中学生の少年・桜井智樹(声:保志総一朗)の日常を描くファンタジー。放送時期は未定だが第2期の制作が決定している。

「おまもりひまり」は「月刊ドラゴンエイジ」(富士見書房)に連載中の同名コミックのアニメ化作品で、高校1年生の少年・天河優人(声:平川大輔)と優人の祖父との約束で彼を守るために来たという美少女・緋鞠(声:小清水亜美)の同居生活を描き、全12話が'10年1月から3月まで放送された。

いずれも多数の美少女キャラクターが登場し、ややセクシーなシーンを盛り込んだコアなファン向けの作品。だが、地元や香港からの観客は作品をしっかり認知していた。

イベントでは2人が「そらのおとしもの」のキャラクターの衣装を着用。野水はおなじみのニンフの衣装、美名は3月のライブイベントで初披露となった、そはらの衣装で登場した。中国語であいさつすると、地元の観客から日本語で「かわいいー」や「ありがとー」と声援が飛び、トークでは2人の日本語を通訳する前に反応が返ってくるなどして盛り上がった。

ライブコーナーが始まると、「そらのおとしもの」から美名が「岬めぐり」を、野水が「夏色のナンシー」を披露。続いて2人で「そらのおとしもの」の主題歌「Ring My Bell」、「おまもりひまり」のエンディング曲「Beam My Beam」を熱唱。客席からも掛け声が掛かり、温かい雰囲気の中でイベントを終えた。

イベント後には地元メディアの取材も受けたという2人。感想を以下の通り寄せてくれた。

野水「ステージに上がると、楽しいドキドキで胸がいっぱいになるくらい、温かく出迎えていただきました! 客席には日本語のうまい方がたくさんいて、歌を一緒に口ずさんでくれたり、優しく声を掛けてくれたり、すごくうれしかったです。日本から応援に来てくださった方がいたり、運営側のスタッフさんが内緒でお花を用意してくださったりと、1回目のステージからうるうるでした! こうして海外で生の反応を見られるのは初めてでしたが、みんなの気持ちが伝わってくる、ステキなイベントでした! 本当にありがとうございました。謝謝!!」

美名「今回初めて中国・深センに降り立ってイベントをさせていただきましたが、本当に緊張しました!! 言葉も風習も違うので、中国の方々に受け入れられるかとても不安でした。でも、中国の皆さんは本当に温かく迎えてくださり、作品のファンの方もいらっしゃることを知り、衝撃以上の喜びを感じました!! ライブでは一緒に歌ってくださり、トークコーナーでは日本語で声を掛けてくださったり…! 筆舌に尽くし難いくらいうれしかったです!!! この機会を与えてくださったすべての方々に感謝しています。必ずまた、中国はもちろん、たくさんの国で、日本のアニメーションを共有するお手伝いができたら、本当に幸せです。素晴らしい機会をありがとうございました!」