「降水確率40%なら傘は持たなくていい」林修が紹介した合理的思考が話題

2018/06/23 20:44 配信

バラエティー

林修が日常生活で行う合理的な選択について講義した

6月17日放送の「林先生が驚く 初耳学!」(TBS系)で、林修が「降水確率40%なら傘は持っていくべきか」というニュース記事を紹介。合理的な選択を導き出す思考について講義を行った。

「降水確率40%」という言葉に浅田舞らゲストは「雨に濡れるのが嫌なので傘を持っていく」と回答。だが林は「僕の場合はまず、さっと計算して一瞬で決める」とし「降水確率40%なら傘は持たなくて良い」と答えた。

林は「傘を持っていくことで荷物が増えること」と「雨に降られて濡れた時の不快な思いをすること」を比べた際、「雨に濡れる」ほうが「荷物が増える」よりも不快に感じる人が2倍くらいいると仮定。そこから例えば「荷物が増える」を不快感10、「雨に濡れる」を不快感20とした場合、降水確率は40%なので「不快感20×0.4」となり不快感は8に。つまり「傘を持っていって荷物が増える」ほうが不快感が高いので「傘を持っていかない」と説明した。

こういった数字のことを林は「期待値」と説明。いろんな現象を確率に基づいて計算し、選択することができると主張した。高橋真麻は「でも傘を持っていかないことで家がビニール傘だらけになったらそれは不快」と主張。林は「そういった自分のパターンにあわせて計算式を増やしてもいい。ようは自分の一日を合理的にとらえるかどうか」と説明した。

同じような選択問題として、林は「家電の延長保証をつけるかつけないか」を出題。一般的に「10万円のテレビに対する延長保証オプションが3000円」とした場合、それが必要かどうかの判断となるが、この場合の「期待値」を割り出すのに重要なポイントは「どれくらいの確率でテレビが壊れるか」。

浅田らは「そういえば壊れたことがない…」と語り、林も「おそらく100分の1もない確率」と仮定。そうすると10万円のテレビに対して、その100分の1である1000円が期待値。つまり1000円を払うまでは延長保証の合理性があるが、3000円を払う合理性はないと説明し、スタジオをうならせた。

SNSでも「興味深い」「自分も効率的なので気持ちがわかる」「折り畳みなら不快感低め?」など、自分にあてはめて考える意見があふれた。

次回6月24日放送は「サッカーファンは幸せになれない」という研究結果を取り上げ、その理由を解説する。

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