市原隼人が廃墟ロケで「すげぇ!」「きれいだ」と大興奮
「ファイブディー買ってから本当に好きになった!」というメインカメラ・EOS 5D MarkⅣ(キヤノン)をはじめ、サブカメラに接写用のマクロレンズ、ハンドルを回すと高さ調節ができるエレベーター式三脚など、市原の荷物にはプロ並みの機材がぎっしり。
廃墟ファンに有名な軍艦島(長崎県端島)のように、池島もいずれ上陸制限がかかるかもしれないと危惧した市原は、「できるだけ撮って、あと5年後とか10年後たったときに『日本にこんな場所があったんだよ』って誰かに見ていただいて、いろんなことを感じていただけたらいいな、と」と語った。
40年前には8000人もの人が暮らしていた全50棟のアパート群、島で採掘された石炭で動いていた火力発電所、最深部700m全長96kmという巨大な炭鉱トンネルの先端…と、市原の撮影は休みなく続き、総撮影枚数はなんと1200枚。
「すっげぇ!」「ホントきれいだ」と興奮しながら絶え間なくシャッターを押し続けていた市原。
「いろんな家族が生活してて、いろんなドラマが一つ一つの部屋にあって…っていうのを想像すると、全部含めて美しいんですよね」
「まだ生きている緑が、稼働しなくなった止まった建物に絡んで、矛盾している感じがきれいですよね、すごい。これをきれいと見るか、哀しいと見るか、いろんな価値観があるんでしょうね」
「未来とか希望とか求めて、ここ(炭鉱)でやってたのかなって思うと、重みがすごかったですね」などと当時に思いをはせた。