7月4日(日)にTBS系で放送されるスペシャルドラマ「ヒューマンドラマ特別企画・愛と感動のドキュメント いぬのおまわりさん〜ママは産むよ!ガンとの壮絶な闘い。夫婦の245日 涙と笑顔の記録〜」の囲み取材が5日、都内で行われ、出演者の水川あさみ、永井大が出席した。
本作は、がんに侵され、第2子出産直後にこの世を去った大石真由美さん(享年24歳)の闘病記を基にしたヒューマンドラマ。妊娠中に自らのがんが発覚し、ショックを受けながらも、前向きに病と闘うヒロイン・真由美を水川が、そんな真由美を優しく支える夫・有紀矢を永井が演じる。
まだ撮影中ということで、水川は「原作を読んで、真由美さんはすごく前向きでポジティブな印象を受けました。だから、普通だったら我慢できなくて、つらくて寂しくて『泣く方が楽なのに…』と思う場面でも、周りのことを気遣って、なるべく泣かないで頑張ろうとする気持ちを表現しなきゃいけないっていうのが難しい」と、演じている上での苦労を明かした。
夫役の永井は「(25歳の有紀矢が)一家の大黒柱として、家族を支えている姿は本当にすごいというか立派。自分が25歳だった時にそれができたかどうかって考えると、もっと自分自身しっかりしないといけないなって改めて考えさせられます」と、それぞれ役に向き合う正直な気持ちをコメント。
なお、2人は今回のドラマが初共演。お互いの印象について聞かれると、「すごく現場を盛り上げて、楽しくさせてくれています。それがみんなにいいように反映されていて、楽しい現場ですよ」(水川)。「すごく天真らんまんで明るいですね。あと、監督とかに言われたことも『はい、わかりました』って。ドンッとしてる感じがするんです。逆に僕はいろいろと細かく考えてしまうところがあったんですけど…(水川さんは)おとこ気があるというか(笑)。ものすごく頼りになるし、勉強させられますね」(永井)と絶賛し合っていた。
最後に水川は「何か壁にぶつかったときとか、何かの試練に前向きに立ち向かうっていうのはすごく勇気のいること。命懸けで何かを守ろうとする人は本当に強くて、ここまで優しくなれるんだってところを見てほしいし、そこからいろんな事を受け取ってもらえるとうれしいですね」と作品に込めたメッセージを語った。
7月4日(日)夜9:00-10:48 TBS系で放送