放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15、NHK総合ほか)でヒロイン・鈴愛を演じる永野芽郁の演技が絶賛されている。(以下ネタバレが含まれます)
鈴愛が漫画家として奮闘する「東京・胸騒ぎ編」が間もなく結末を迎える今、漫画家としての鈴愛の“身の処し方”を視聴者は固唾を飲んで見守っている。
第13週「仕事が欲しい!」(6月25日~30日放送)では、幼なじみの律(佐藤健)のプロポーズを断ってから4年後、右肩下がりに漫画家としての評価を下げる鈴愛の苦しい時期が描かれた。
「結婚すればよかった」と律のプロポーズを断ったことを後悔し続け、かたや仕事では「(新作が)描けない。何も浮かばない。苦しい」と親友・ユーコ(清野菜名)に打ち明けるなど、鈴愛の“どん底”描写は容赦ない。
そんな鈴愛に追い打ちをかけるように律の結婚が判明。鈴愛は、師匠・秋風(豊川悦司)と同期のボクテ(志尊淳)が編集部に掛け合って用意した原稿の締め切りが近いのにもかかわらず、大阪にある律の新居へ向かった。
30日に放送された第78回は、ドラマ全156回のちょうど折り返し。脚本の北川悦吏子氏が「最後の神回予告」を行うという特別な回になった。
大阪から帰った鈴愛は再び、ネーム(漫画の構成をまとめたもの)が描けない現実にぶち当たる。微笑みすら浮かべ、ダメだとわかっているネームを秋風に見せて「先生…どうしてですか。どうして前みたいに、何だこの紙屑って言ったり、カラスの羽根みたいに放り投げないんですか? 私を見限ったからですか?」と声を荒げ、心配するユーコやボクテを「逃げたやつに何が分かる」「売れてるボクテは私を見て笑ってる」と拒絶。
1999年9月24日生まれの永野芽郁は現在18歳。だが、ユーコに「私はこの夏で28だ。でも結婚もしてない、恋人もいない、漫画もどんづまり!」とぶつけるセリフの説得力は、まぎれもなく人生に焦りを感じている女性のそれだった。
絶望感すら漂う一連のシーンで演じる永野が見せた表情に、SNSでは多くの驚嘆の声が上がった。「ネーム出したときのスズメの表情…狂気からの諦観。素晴らしかった」「空っぽの表情、痛々しすぎる」「永野芽郁ちゃんの狂気じみた演技…凄かった」「永野芽郁ちゃん、すごい。ほんとに10代?なんであんな表情ができるの?」「すごい女優さん」。諦めと強がりと絶望と悲しみの混ざり合った表情を浮かべた永野の演技に心をつかまれる視聴者が続出した。
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