<半分、青い。>「鈴愛、律、誕生日おめでとう!」“恋愛を超えた何か” 2人の関係を振り返る
7月7日は、放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)のヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)と幼なじみ・律(佐藤健)の誕生日だ。
この日、脚本を手掛ける北川悦吏子氏は自身のTwitterで「ああ、律と鈴愛の誕生日だ。お誕生日、おめでとう」とツイート。ファンからも「鈴愛、律、誕生日おめでとう!」「ふたりとも、生まれてきてくれてありがとう」「また、2人が『おめでとう』言い合うところが見たい」といった声が上がっている。
2人の誕生日を祝うかのように、NHK総合では7日、「半分、青い。」総集編(前編)を放送(昼3:45-5:13)。だが、ドラマで2人の誕生日が描かれたのは第59回(6月8日放送)、19歳の誕生日が最後。それも、律の恋人・清(古畑星夏)を巡って2人が「サヨナラ」を言い合ったシーンだ。それから9年経ち、律は結婚。鈴愛は漫画家を辞め、秋風ハウスを去ることになった。鈴愛と律の複雑な関係を描いた「東京・胸騒ぎ編」を振り返る。(以下ネタバレが含まれます)
舞台は東京へ!2人はそれぞれ恋をする
高校を卒業した鈴愛は第33話(5月9日放送)で岐阜を発ち、漫画家・秋風羽織(豊川悦司)の元へやってきた。同じ頃、律も大学進学のため上京。双方の親の差し金で、二人は歩いて行き来できるご近所に住むことになった。鈴愛は漫画家修業を、律はキャンパスライフをスタート。やがて、鈴愛には正人(中村倫也)、律には清という恋の相手が現れる。
だが、鈴愛の恋は夏を待たずに終了。その後、上京して初めて迎えた7月7日に鈴愛は律の家で清と対峙し、激しいバトルを繰り広げたのだ。この展開には視聴者からも驚きの声が上がった。
佐藤健は「“すごく仲のいい友達”と“好きな人”の中間」
鈴愛と律の絆は強い。何しろ、同じ日に同じ産院で生まれ、誕生初日からの付き合いだ。
子役からバトンタッチし永野と佐藤が登場した第12回(4月14日放送)では、律の「俺があいつより一足先に生まれたのは、あいつを守るためだったのかな」というつぶやきが入り、左耳を失聴した鈴愛が「私の左耳は何のためについとる?」といえば、「かわいいからついてるんやないの?鈴愛の耳は可愛い形や」とさらりと返す。
お互いの恋の相手が登場するまで、2人の関係性に“恋”だ“愛”だと名前を付ける必要はなかった。演じる佐藤も2人の関係について、ザテレビジョンのインタビューに「恋愛するタイミングを逃した2人、“すごく仲のいい友達”と“好きな人”の中間ぐらいの感覚で演じています」と語っている(「ザテレビジョン」18号)。