松本穂香、松坂桃李は「すごく爽やかで優しくって頼りがいがある!」
――かけがえのない日常を丹念に描くことに定評のある脚本家の岡田惠和。彼の脚本の魅力は?
松坂「言葉がセリフっぽくないというか、空気をまとっている感じ。台本を読んでも、普通ならト書きで説明があるのですが、そういうものがなくセリフのみというページがあったり…。演じる側としては試されている気もしますが、その空気をきちんと伝えたいと思います」
松本「何か読んでいて、いとおしい気持ちになるんです。出てくる人も本当にイヤな人はいないし。ステキなお話になっています」
のんびりな性格で明るく生きるすずが、言葉数は少ないが優しい心と秘めた情熱を持つ周作と結婚するところから物語は始まる。
松本「すずさんはぼーっとしているわけではなく、自分の気持ちに正直な人。そういうところが好きです」
松坂「松本さんはすずさんが持つ世界観にピッタリ。まとっている空気がすずさんそのもので…。周作のいいところは、すずさんに対しての思いやりがあるところ。同じような空気を持つ2人が話をして、夫婦という関係性を積み上げていく感じを出せたらいいなと思います」
松本「周作さんはすずさんのことを優しく包み込んでくれます。そんな周作さんは松坂さんに似ていますよ。すごく爽やかで優しくって頼りがいもあって…。ただ、どっか欠点もあると思うんです…。しんどい顔も一つも見せないなんて、普通あり得ないですから(笑)。そのあたりを今後も見つけていきたいです」
松坂「何かすごい言われようですが(笑)。松本さんはおとなしそうに見えて意外とそうでもないよね。話すと面白いというか、内面の魅力がある女性だと思います」
この世界の片隅に
夜9:00-9:54 ※初回は夜9:00-10:19
TBS系