若手演技派俳優・坂東龍汰、オーディションで掴んだ初主演に「本当に僕でいいのかな?」

2018/07/25 21:26 配信

ドラマ

会見に登壇した芦田愛菜、坂東龍汰、中西美帆(左から)

8月4日(土)NHK BSプレミアムで放送されるスペシャルドラマ「花へんろ特別編『春子の人形』」の試写会が行われ、坂東龍汰芦田愛菜中西美帆らが登壇した。

同作は2017年に逝去した早坂暁が最期に執筆したドラマで、早坂自らの体験を基に戦争に翻弄される兄と妹の姿を描く。

オーディションでドラマ初主演を掴んだ坂東は、「本当に僕でいいのかな? と。でも決まったからには最後までやり切らなければと思いました」と合格と聞いた時の心境を振り返る。

また、「撮影入って3日間くらいは色んなことを考えてしまって…。でも監督に『主役は白いご飯でいればいいんだよ。脇を固めている人たちが、具になっておかずになってちゃんといい作品になるから考えすぎずに演じなさい』と言ってもらって、楽になりました」と撮影中のエピソードを明かした。

舞台が愛媛・松山のため、せりふが全て伊予弁だった芦田は、「早坂先生の生まれ故郷である松山をうまく表現したかったので、方言で話すということは大切に考えていました」とコメント。

そして「事前に方言のテープをいただいて何回も聞いて練習して、さらに本番当日も方言指導の先生に教えていただいて本番に臨みました」と苦労を明かした。

中西は出演にあたって戦争を体験した人から話を聞いたといい、「そういう方の生の声を聞けるということ自体も少なくなってきていますよね。戦争を体験した方たちが力強く生きたからこそ、今の平和で豊かな日本があると思うので、そこに生きていた人たちの生きざまをドラマを見て感じていただきたいです」と作品をアピールした。