「恋愛に奥手なところは似てるかも」佐野勇斗 “自分だっさいな!”と感じた思い出
8月1日(水)公開の映画「青夏 きみに恋した30日」で葵わかなとW主演を果たす佐野勇斗。佐野が演じるのは田舎に暮らす高校生・吟蔵。都会育ちの高校生・理緒(葵)が、夏休みの間、祖母の家で過ごすことになり、そこで出会った吟蔵と恋に落ちていく―というストーリーだ。本作で映画初主演を果たした佐野に心境や撮影の舞台裏を聞いた。
――映画初主演おめでとうございます。座長として意識したことはありますか?
ありがとうございます。前は座長というとみんなを引っ張っていく、例えば学級委員長のような存在なんだろうなって思っていたのですが、こんなやり方もあるんだと思ったのが山﨑賢人さんで。元々、尊敬していた先輩ですが、「トドメの接吻」(2018年日本テレビ系)で共演させてもらったとき、いい意味で全然座長感がないというか、くだけた感じで、いろんな人に接しやすくしていたんです。それを見てから、いい現場の方がいい作品が作れると思って、僕も今回、とりあえずいろんな人と仲良くしようかなと、共演者やスタッフの皆さんとたくさん話しました。今までで一番スタッフさんと仲良くなった現場だったと思います。
――演じられた吟蔵は、ご自身に近いものはありますか?
実際の僕はめちゃくちゃふざけるし、率先して盛り上げたいような感じなので、吟蔵と僕は真逆に近いと思いますよ(笑)。
「砂の塔~知り過ぎた隣人」(2016年TBS系)の和樹もクールな役でしたけど、かっこよくいる必要がなかったんです。
吟蔵のように常にかっこよくあるという役は初めてだったので、今までの役の中でも上位に入るくらい難しかったです。ちょっとしたシーンでも“かっこいいってどうやればいいんだろう”ってすごく考えましたし。
でも、恋愛に奥手なところは似てるかも。小学校時代、両思いって分かってても全然自分からいかなかったです(笑)。いけないんです! 恥ずかしくて。自分だっさいな!と思ってましたけどね(笑)。