テレビ東京系で7月16日(金)にスタートする「ドラマ24『モテキ』」の完成披露試写会と記者会見が12日、都内で行われ、出演者の森山未來、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊地凛子と大根仁監督が出席した。
同作は、夢も貯金もなく、彼女もいないさえない派遣社員・藤本幸世(森山)に、突如「モテ期」が訪れることから始まるハイテンション・ラブストーリー。久保ミツロウ氏の同名漫画が原作で、あこがれの女性や女友達など、さまざまな女性と交流していく幸世の姿を描く。毎回シーンに合わせてJ-POPやJロックの曲が流れ、音楽の演出も見どころとなっている。
多くの女性たちに振り回される幸世を演じる森山は、「現場の目まぐるしさや女性に振り回されることで、生まれて初めて白髪が3本生えました」と苦労を告白。本作のキービジュアルでは、数多くの女性たちにみこしで担がれているが、撮影も大変だったそうで、「今までみこしを担いできた人たちではないので、(みこしの)上から見ているとみんな肩を痛そうにしていた。ニコニコしながらみこしを担がないといけないんですけど、どんどん顔が悲痛になるのが見えました。だから『頑張れ!頑張れ!』って叫んでいたら声が出なくなってしまい、次の日からの何日か撮影が厳しかった」と振り返った。その一方、満面の笑みで「そりゃあもう、楽しかったですよ」とも話し、“女みこし”を楽しんだ様子。
7月23日(金)放送の第2話では、幸世と、満島演じるカメラマンアシスタント・中柴いつかとのエピソードになるが、満島は「楽しそうなシーンはいっぱいありますよ。あれは頑張ってわたしが楽しそうにしているんですよ!(第2話は)わたしに注目してください。未來くんは何もしてないから(笑)」とアピールし、笑いを誘った。
幸世と同級生の元ヤンキー役に挑んだ菊地は、「日ごろ、怒鳴られたり怒られたりする方なので、プライベートとは逆転した役をやらせてもらって、爽快(そうかい)です! 気持ち良くやらせてもらっています。今まで見たことない、生き生きとした活魚のような感じです」と充実感をにじませた。
また、幸世にアプローチする受付嬢・土井亜紀を演じる野波は、大根監督を「演出部分では全然怖い監督ではないんですけど、すごく人を見ていて怖いです。なんか見透かされているような感じ。わたしは、(松本演じる小宮山)夏樹役をやりたいなと思っていたんですけど、『野波さんには天然の小悪魔なところがない。(野波は)まじめ過ぎるから亜紀なんだよ』って監督に言われて、『確かに』と思いました」とエピソードを披露し、大根監督の指摘の鋭さを感心していた。一方、大根監督との仕事は3度目だという松本は、「3度目にして、やっと大根さんの言葉と顔とビジュアルをしっかり見たというか、大根さんという人物をすごく理解しようと思いました」と余裕の表情。
当の大根監督は「キャスティングの基準は、それぞれの役柄に近そうだという部分で選んだ。その辺は勘が外れなかったし、バッチリだったと思います。まあ、誰か1人くらい付き合えたらいいなと思っていたのですが、全くそんなムードにはなってないですね」と話し、会場を沸かせた。
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