山田孝之と菅田将暉によるタッグで、現在放送中のドラマ「dele」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか※8月10日[金]は夜11:45-0:45ほか、テレビ朝日系)。
作品づくりの裏側を山田兼司プロデューサーらが語る集中連載の第2回では、個性豊かなゲストのキャスティングについての“ウラガワ”などを聞いた。
「dele」は、プログラマー・坂上圭司(山田)と何でも屋の真柴祐太郎(菅田)が、クライアントのデジタル遺品を整理する中で巻き起こる人間ドラマ。
原案・脚本をベストセラー作家・本多孝好が担当し、各話ごとに金城一紀、渡辺雄介など、多くの話題作を手掛けてきた脚本家が名を連ねることも話題になっている。
8月3日放送の第2話では、これまでクールに決めてきた圭司に「オタク疑惑」が浮上。劇中で登場するガールズバンド・The Mintsのファンであるという設定が判明した。
「やっぱり人間なので、自分の好きなものが出てきたときは取り乱したりもするだろうし、普段は冷静だけどどうしても自分が傷ついてしまうようなことがあれば涙することもあるかもしれない。それぞれの意外な部分は、話ごとにちょっとずつ出てくるようにしています」と山田P。
「人間って状況によっていろんな顔を見せるじゃないですか。圭司と祐太郎も、依頼とそのとき置かれた状況によって面白く変化していく。それは視聴者の皆さんにも楽しんでいただきたいし、キャラクターの深みになっていってほしいなと思っています」
今後、圭司という人間の“深い芯の部分”は徐々に明らかになってくるのだろう。
序盤で祐太郎からため口をきかれることに対してあっさり受け入れてしまった(ように見える)のは、圭司が本当はすごく人間味のある男だということの裏付けのような気がしてならない。
その人間味のある圭司がハマったガールズバンド・The Mintsのメンバーとして、特に音楽通の若者の間で絶大な支持を得る水曜日のカンパネラ・コムアイが出演。
2話のオンエア前にはコムアイの声とおぼしき謎の音源が何も補足情報なしのままSNSで拡散され、その声に「コムアイが歌っているのでは?」「何これ、いい曲過ぎる!」といった反響が上がっていた。
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