“ロケの達人”サンドウィッチマンがロケが好きな理由
選ばれなければあんなに楽しい番組はない
――もう一つ気になる番組が、千鳥さん、三四郎さん(+ゲストMC芸人)と出演する「イッテンモノ」(テレビ朝日)。こちらも人気が高まってきています。
伊達:スタートから1年経って、最近やっと話題になってきましたね。
――ゲストに選ばれた出演者2人が、わずか10分でゲストにまつわる即興漫才を作って披露。10分でネタ作り、大変じゃないですか? ガチでその場で作っているんですよね?
伊達:完全にガチですね。ゲストに選ばれなければあんなに楽しい番組はないんですけど(笑)、この前立て続けに選ばれて。あれはしんどかったですね。でも最近コツをつかんできました。
――三四郎・相田さんは「ゲストになかなか選ばれない」ことがネタになったりしていますが。
伊達:あそこまで選ばれないと逆にキツいですけどね(笑)。
富澤:体力的にしんどいのは「帰れマンデー」ですけど、気持ち的に大変なのは「イッテンモノ」ですね。レギュラーメンバーだけでなく、あまり知らない芸人とも組まなきゃいけないので、ネタ作りが大変。ネタをそんなに知らない芸人のときもあるので、最初のころは誰が来るか決まったらその人たちのネタを見たりして、お互いが活きるようにとか考えてましたね。ここ最近はパンパンなので、そこまでできてないですけど。
伊達:俺みたいにふだんネタを書いてない人間がやるのと、富澤みたいにネタを作ってて(※サンドウィッチマンのネタ作りはすべて富澤が担う)、しかもそれを評価されてる人間が選ばれてネタをやるのとではプレッシャーが違いますよね。俺なんかはテキトーにやってるので(笑)。ネタ合わせもせずに、「じゃぁもうネタに行こうか」って。
――伊達さんの場合は、ネタを書いてない同士のコンビになることもある?
伊達:ありますよ。だからプレッシャーもまったくないです。ネタ作りは「俺がこうツッこむから適当にボケて」で終わり。
――となるとネタ作りは10分あれば十分?
伊達:10分どころか5分あればいいです(笑)。