石原さとみ、憧れの女性像を語る
私は普通の人間なんですよ。
石原が演じるももは天才華道家であるがゆえに、妹のななや多くの人に憧れられる存在である。だが、天才を演じるのはとても難しいことであると話す。
「私は普通の人間なんですよ。だから、アーティストさんとか芸術家とか、先天的な天才とか努力じゃ得られないものを持っている人を演じるのは難しいなと思いました。シンデレラストーリーみたいに努力で輝くとかは分かるんですけど、持っているところから始まるってすごい難しいから、どうしようと思いました。でも、クランクイン前に華道の練習に没頭していたとき、ももが見えてきたよと周囲の人に言われて。そのとき、えっそうなんだ?と驚いたのですが、私にもそういう一面があるのかな?とうれしくなりました」
また、身近なところにアーティストがいるので、その方たちの存在や人柄がもも役のヒントになっているという。
「シンガーソングライターの方や絵描きさんの知人がいるので、作品に集中する感じや、自分を追い込む姿勢は見ているんです。見ているこちらが心配になるほど、自分を追い込むんですよね。そういった役をいざ自分がやると思うととても難しいなと思いましたが、どれだけ華道に集中できるかで、表現できるか否かが決まるかな?と思っています」
今回、石原は憧れられる存在を演じているということで、かつて憧れた女性像を聞いてみた。
「自分がフレンドリーに話しちゃう人なので、物静かで物腰の柔らかい方に憧れた時期がありました。ミステリアスさが伝わってくるかのように、現場の端っこで静かに座っているようなタイプの方に憧れたんです。それで、ちょっと自分も試してみた時期がありましたが、ダメでした。ウズウズしてきて、共演者の方に話し掛けられた途端にうれしくなって、たくさんお話ししちゃって(笑)。『今回はおしとやかにいこうと思ってたのに~』と思いましたが、すぐに素が出ちゃいました(笑)」
そう笑う石原は、15歳で芸能界入りし、幼い頃から大人に囲まれて活動してきた。
「お仕事を始めるまでは限られた大人の方としか接しなかったので、大きくなったら完璧になると思っていたんです。でも、そうじゃないんだなということが早い段階で分かってしまった(笑)。例えば、街でお酒にのまれている人を初めて見かけたときは、かなり衝撃的でしたね(笑)」
そんな石原自身が大人になった今、憧れるのは、気配りに長けた人だという。しかもとても身近なところに思わず憧れてしまう存在がいるそうだ。
「一番憧れているのは、学生時代からの幼なじみの親友です。彼女は口数が多いわけじゃないんですけど、的を射たことを優しく伝えてくれたり、怒ったとしてもその怒りを表に出さずに、後日言い方を変えて伝えてきてくれたりするんですよ。だから、周囲からとても信用されているんです」
さらにその親友は相手の状況を考慮して、行動できる点もすごいと絶賛する。
「相手のことを一番に考えることができるから、堪えることができるんですね。その場では我慢して、相手の状況を見てタイミングを計って、思いを伝えることができる。しかも、そういうことを自然とできてしまうんですよ! そんな彼女の行動を学生時代から一番近くで見てきて、すごいなーっていつも思わされています」
毎週水曜夜10:00-11:00
日本テレビ系で放送中
脚本=野島伸司
チーフプロデューサー=西憲彦
プロデューサー=松原浩、鈴木亜希乃、渡邉浩仁
演出=大塚恭司、狩山俊輔、岩﨑マリエ
主題歌=エルビス・プレスリー「ラヴ・ミー・テンダー」(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
出演=石原さとみ、峯田和伸、芳根京子、千葉雄大、三浦貴大、笛木優子、袴田吉彦、吉田ウーロン太、高橋ひかる、城後光義、舘秀々輝、田畑志真、西原亜希、正司照枝、正司花江、升毅、十朱幸代、戸田菜穂、小日向文世
【HP】https://www.ntv.co.jp/takanenohana/
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