――劇中で、アオヤマ君が「好きならちゃんと伝えるべきだ!」と友達相手に言う場面がありますが、そういうところにも共感できますか?
気持ちを伝えることや素直になることが、私は一番大事だと思っているので、すごく共感できますね。
私自身、昔からずっと「これ欲しい!」と思ったら、その日に手に入らないと気が済まないタイプなんです。なので、好きな人がいたら絶対伝えるタイプ。
言葉にしないと伝わらないし、それで意識してそっけなくしちゃったりして、「何コイツ」って思われるのは嫌です。やっぱり素直になるのが一番だと思いますね。
――この映画は、アオヤマ君の初恋の物語でもあると思いますが、北さん自身の初恋はどんな感じでしたか?
初恋は小学2年生で、相手は同級生の男の子。その男の子のことが小学6年生くらいまでずっと好きでした。
サッカーがうまくて、とてもカッコよくて、クラスや学年のみんなが好きみたいな、みんなの憧れのような感じの子だったんですけど、私が気持ちを伝える前に告白しちゃった女の子がいたんです。
「先越された!」って思って(笑)。結局その子と両思いになっちゃって、私は失恋しちゃいました。そういった経験が、好きなものは好きと伝える、今の心境につながっているのかもしれませんね。
――アオヤマくんが憧れるお姉さんを演じた蒼井優さんと、お父さん役の西島秀俊さんの印象は?
蒼井さんは、サバサバしたお姉さんのイメージで、私の憧れたお姉さんに似ているんです。
一度だけ一緒にアフレコさせていただく機会があったんですけど、その時に、私がものすごく緊張しているのを分かってくださっていたみたいで、全然関係ない話をしてリラックスさせてくれました。
共通の知り合いの話とか、「一人暮らしするならどこに住むのがいいか?」みたいな(笑)。そんな話をずっとしていただいて、すごく助かりました。
西島さんは、本当にカッコいいですよね。大人の魅力というか、20代の私の友達にも本当にファンが多いんです。声のトーンも本当に落ち着く感じで、本当にすてきな方でした。
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