テレビ朝日系で今秋、日本で初めて“バチスタ手術”を成功させた実在の心臓外科医・須磨久善さんの軌跡を描くドラマ「ドラマスペシャル 外科医 須磨久善」の放送が決定した。
同ドラマは、医療ミステリーの人気作家・海堂尊氏が初めて挑んだノンフィクション作品を映像化したもの。神の手を持つといわれる天才心臓外科医・須磨が自らの医師生命を懸けて困難な手術に果敢に挑戦する姿を描く。須磨を演じるのは水谷豊で、須磨の最愛の妻・千代子役を薬師丸ひろ子が演じる。ほか、小泉孝太郎、田中美里、中村雅俊らが医師役で出演する。
'92年、41歳の須磨（水谷）は、世界中から集まった優秀な外科医の前で公開手術を行うことに。それも、バイパス手術に胃大網動脈を使用するという、医学界の常識を覆す、須磨が考案したオリジナルスタイルであった。だが、手術の準備段階に当たるルーティンワークにミスが発覚してしまう。
水谷は「須磨先生は心臓外科医として世界的な道をつくった方。その過程では計り知れない障害や困難があったと思います。それを乗り越えてきた医師としての素晴らしさはもちろんのこと、何が須磨先生をそこまで突き動かすのか、そのことにとても興味を持ちました。役者としてどこまでたどり着けるのか、不安より楽しみの方が大きい作品です」と気合十分に語った。
また、テレビ朝日の島川博篤プロデューサーは、「世界初の胃大網動脈バイパス公開手術を、そして日本初のバチスタ手術を成し遂げた須磨先生ですが、患者を救いたいという原点がブレない生き方に感動しました。須磨先生ご本人が監修してくださったおかげで、手術シーンの撮影は臨場感たっぷり。水谷豊さんの繊細な指さばきが見どころです」とアピールした。
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今秋 テレビ朝日系で放送
