舞台「ビリーバー」の制作発表が7月20日、東京おもちゃ美術館で行われ、出演者の、勝村政信、風間俊介、草刈民代、川平慈英、演出・上演台本の鈴木勝秀が登壇した。
長塚京三、大沢たかお2人芝居で話題となった「ディファイルド」(’01年)で日本デビューを果たした、リー・カルチェイムの最新作「ビリーバー」が、鈴木勝秀演出・上演台本のもと、東京公演がワールド・プレミアとして開幕する事が決定した。出演者は4人のみのだが、24シーン、どんどんシーンが変わり、更に川平は、1人で20役をこなすという。
鈴木氏は、「稽古の時から、皆でアイデアを出し合って、遊んでいこうと思っています。今回、力のある役者さんにそろっていただいたので、是非とも思い切り遊んでいただきたい。そういった方向で進めていきたいです」と語った。
天文学者・ハワードはサンタの存在を信じることの大切さを息子に語る。ハワードは、サンタクロースの存在を信じ続け、そして彼のとった行動は想像する以上の波紋を広げていく。
そんなハワード役を演じる勝村は、「信じることがどれだけ大切か。今回の2010ワールドカップ南アフリカ大会。日本人が、どれ程信じたからこんなに幸せな事になったかという事が、皆さんお分かりになったと思います。決勝トーナメントに進みました。誰も信じていませんでした。でも、途中から思い切り信じてみたら、あんな幸せな事になりました。ですから、今回2010ワールドカップ南アフリカ大会を締めくくる意味で、この芝居を僕は日本の皆さんに捧げます」と記者を笑わせ、意気込んだ。
台本を読んだ風間は、「サンタクロースという、ファンタジーのお話をしているけど、人間たちが、それにどう向き合うかっていう、リアルなお話だなと思いました。ファンタジーもあって、リアルっているのが、すごく不思議なバランスで混ざっているお話だなと感じました」と語り、「台本上、9歳の役なんですが、深く考えずに、稽古中に色々試したいです」と熱く語った。
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