7月31日(土)公開の映画「劇場版 NARUTO‐ナルト‐疾風伝 ザ・ロストタワー」「劇場版 NARUTO‐ナルト‐そよ風伝 ナルトと魔神と3つのお願いだってばよ!!」の完成披露試写会が19日、都内で行われ、声優の竹内順子、早見沙織、むらた雅彦監督、特別出演するキャイ〜ン・天野ひろゆき、主題歌を歌う西野カナが登場した。
同作は、岸本斉史の原作マンガ「NARUTO-ナルト-」(「週刊少年ジャンプ」集英社)の劇場版アニメ最新作。落ちこぼれ忍者・うずまきナルト(声・竹内)が、里で一番の忍者を目指して成長していく姿を、数々の試練とバトル、出会いや友情を通して描き出す冒険アクションだ。今回は、長編と短編の2本立てで公開し、長編では街を守るために戦うナルトの活躍と“親子のきずな”をテーマにストーリーが展開する。
「NARUTO-ナルト-」シリーズの大ファンだという天野は、同作の短編に登場する魔神役で特別出演が実現。当日会場には、天野が同シリーズで1番好きなキャラクター“ロック・リー”の扮装(ふんそう)で登場し、「忍者なのに忍術が使えなくて、体術しか使えないところが好きなんですよ。うちの相方(ウド鈴木)もお笑いなのに、日本語ができないところがリンクしてると思います」とコメントした。
ナルト役の竹内は、同作でナルトが時空を越え、若き日の父・ミナトと出会う展開について「コミックではナルトとミナトの関係が見られないので、この映画で見られるのは興奮します。正直、ミナトが出ると聞いて、切り札出したなって感じました。ミナトといっぱいしゃべれると思うとうれしくて」と喜びを。一方、同作に初めて登場するサーラ役を演じた早見は「すごく長い歴史を持つ作品なので、その中でこんな大きな役でかかわらせていただくことにすごく緊張しました。ミナトとナルトの親子のきずなが描かれる中で、同じようにサーラも母から受け継いだ街を守るので、ここでも親子のきずなが描かれているんです。ジーンときました」と感想を語った。また、むらた監督は、テーマである“親子のきずな”について「原作でも触れていなかったナルトの親子関係を徐々に掘り下げています。あえて映画では原作とは違うエピソードをやってみました」と明かした。
短編に特別出演した天野は「実際に出演できて、本当にうれしい。格好いい役だと思っていたのに魔神だということでびっくりしましたが、とても楽しくやりました。でも、その魔神がどう見ても僕の顔なんです(笑)。自分の顔がアニメになるなんて、恥ずかしい感じもあり、うれしい感じもあります。ナルトのコミカルなところも引き出しながらストーリーも展開させていくという非常に難しい役だったけど、見事にこなしていると思います」と自分をべた褒めした。
最後に、歌手の西野カナが登場し、主題歌となった新曲「if」を披露。西野は同作について「ナルトの直球なところ、正義感があるところが好きです。映画を見て、最後の方になってくると、親子のきずなだったり、言葉がなくても何か通じるものがあったりだとか、その瞬間を見た時のウルッと感動するシーンが印象的でした」と語り、「この曲は“運命の出会い”をテーマに書いています。いろんな出会いがあるけれど、その中で出会った大切な人を思い浮かべながら聞いてほしいです」と新曲に対しての思いを語った。
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