鈴木亮平「本音で話し合えるのって一蔵どんしかいない」瑛太とのアドリブの応酬は“大河”ならではの名シーンだった!
固く結ばれた絆が見えるシーン
“禁門の変”以降いがみ合っていた薩摩(さつま)と長州が手を結ぶ「薩長同盟」を「西郷どん」がどう描くのかも見物だが、吉之助と大久保一蔵(瑛太)の固く結ばれた絆が見えるシーンも見どころになっている。
鈴木と瑛太と言えば、8月19日に放送された第31回では、ラストシーンで熱く「チェストー!」と叫びあったシーンが、アドリブだったことが番組公式Instagramで明かされ話題になった。
鈴木は「瑛太くんとのシーンは、先日(8月19日)放送されたシーンもそうだったんですけど、台本よりもはるかに熱のこもったシーンになるんです。ほとんど話し合いをしていないくても、やってみるとお互いに思い入れが強いので自然とものすごくいいシーンになっていくのが本当に楽しいんですよね」と笑顔を見せる。
さらに「吉之助にとっても、こういう状況の中で本音で話し合えるのって一蔵どんしかいなくて、お互いに感情をぶつけられるんです。政治の中で感情を見せずに計算しながら動いている中で、本当にぶつかり合える2人っていいなって思いますし、俳優としても信頼関係ができているのでいいシーンになっていると思います」と2人のシーンに自信を見せる。
そして、26日放送回についても「(2人のシーンでは)思いもよらないような言葉が生まれてくるんです。その気持ちが冷めないように監督にも相談していて、第32回のシーンでは、今後の二人の運命を考えてある一言を足しています」とアピールし、「吉之助としての言葉がたくさんあふれてきてしまうのは、長くやってきた大河ドラマならではですね」と感慨深げに語った。
第32回あらすじ
孝明天皇より二度目の長州征伐の勅命が下されるも、大久保一蔵(瑛太)は「義のない勅命は勅命にあらず」と幕府に従わない姿勢を打ち出した書状を広める。一方で、吉之助は龍馬(小栗旬)に、再び長州と薩摩間の取り次ぎを頼む。龍馬は、長州のために薩摩名義で銃や軍艦を買いそろえるという条件の“商売”を持ち掛け、桂の説得を試みる。