地方都市に住む幼児が、ある事故に巻き込まれる。原因の真相を追う父親が突き止めたのは、誰にでも心当たりのある、小さな罪の連鎖だった。
新聞記者である被害者の父・加山聡(妻夫木)は、息子の死の真相を突き止めようとし、「小さな罪」を働いた人たちに次々に接触していく。だが、彼らは自分のしたことが「殺人」だとは認めない。それどころか、なぜ自分が責められなければならないのか、誰もが怒りをあらわにし、追及する聡を逆に非難する。
誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない。責任を追及しようにも法で裁くことができない。
追い込まれた聡と母・光恵(井上)は、幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく。
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