<半分、青い。>「和子さん」トレンド入り…律との会話に「涙腺崩壊」の声
ヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)の七転び八起きの人生を描いている連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)で24日、鈴愛の幼なじみ・律(佐藤健)とその母・和子(わこ、原田知世)のエピソードが綴られ、一夜明けた25日も、SNSなどで感動の声が上がっている。(以下、ネタバレが含まれます)
和子、役割を得てみるみる元気に
鈴愛が五平餅を焼いて提供する「センキチカフェ」がついにオープン。「和子さんもなんか(仕事・役割が)あるとええなと思う」という貴美香先生(余貴美子)の一言から鈴愛は、手作りのぬいぐるみ・岐阜犬(ぎふけん)に携帯電話を仕込み、その声を和子に担当してもらってカフェの“看板犬”にすることを思いついた。
「センキチカフェにくるお客さんたちはやがて、その岐阜犬に悩み相談を始める。悩める子羊たちを岐阜犬は救うんや」という鈴愛の構想通り、岐阜犬は大人気に。カフェに訪れる客は岐阜犬に人知れぬ悩みを打ち明けるようになり、使命を感じた和子は連日、この“役割”に没頭。貴美香先生も驚くほどの回復ぶりを見せた。
律と和子、描かれた最後の会話
そして、第125回(8月24日放送)。たまたま営業していなかったセンキチカフェに入り込んだ律は、思いがけず岐阜犬を通して和子と言葉を交わすことに…。
「僕は、和子さんの子どもで幸せだ」「幸せだったし、幸せだ。あなたの息子で、本当に本当によかった。大好きだ」「面とは向かって言えなくてごめん。ふがいない息子で申し訳ない。弱虫の息子でごめん」——“岐阜犬”の力を借りて、なかなか伝えられなかった本音を口にした律。
「私、あのとき、律がカンちゃんと歌ってくれた子守歌、すごくうれしかったよ」という和子に、律は嗚咽(おえつ)を漏らしながら「そんなのいつでも歌ってやるよ…歌ってやっからさ…おかあさん…」。そんなやりとりの8日後、和子が天に召されたことがナレーションで伝えられた。
突然訪れた、悲しすぎる別れ。オンエア直後、Twitterでは「和子さん」がトレンド入りし、視聴者からは「辛すぎる」「涙腺崩壊」といった悲しみの声だけでなく、「律と和子さんの会話、もうたまらんかった」「律、本当の気持ちが言えてよかった」「律が子どもみたいに泣きじゃくることができて、よかった」「和子さんの幸せな気持ちが伝わってきた。岐阜犬、ありがとう」など、描かれた和子と律の会話への感動の声があふれた。