<半分、青い。>律の“夫婦仲”を視聴者が心配…!「自分の家族にも目を向けて!!」
ヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)の七転び八起きの半生を描く連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
和子(原田知世)の死が描かれた第21週「生きたい!」(8月20日~25日放送)では、律(佐藤健)の苦悩、そして律とより子(石橋静河)の夫婦仲も徐々に明らかになり「律が心配な和子さんの気持ちがよくわかる」という声や、「律、そろそろ自分の家族(※より子と翼)にも目を向けて!!」といった、律とより子がうまくいってほしいという視聴者からの心配の声が上がり始めている。
和子の心残り「律見てると、悲しくなる」
24日放送の第125回で、律(佐藤健)の最愛の母・和子(原田知世)が亡くなった。和子が最後まで心配していたのは、ひとり息子・律のことだ。
律は不眠に悩まされ、薬を処方してもらっているという。和子は、第123回(8月22日放送)で「なんにも、思い残すことはない。ほやけど律見てると、悲しくなる。あの子残して…」とつらい胸の内を吐き出していた。
そんな第21週では、息子・翼とともに大阪で暮らすより子が梟町の萩尾家にやってきたシーンも描かれた。
律や鈴愛、梟町の人々の前で、より子は終始、不機嫌だ。第121回(20日放送)で描かれた鈴愛から律あての電話に出て、しどろもどろの鈴愛に「主人に何の御用でしょうか」とピシャリ。律にも「あなたも、こんなところに長くいていいのかしら」と現状への不満をぶつけ、「人の家は息が詰まるわ」と冷たく言い放った。
“愛が足りない”描かれた律の弱さ
そうした不機嫌は、妻として、嫁としての不安や寂しさを抱えるより子なりのSOSなのだろう。それにうっすらと気づいていながら、律はただ穏やかな表情であいまいに「そうだね」と返すだけだ。
和子の最期のエピソードが描かれたこの週、より子の不安や寂しさを受け止められない律の“弱さ”も浮き彫りになり、ナレーションでは「律くんは、より子の不機嫌の理由がなんとなくわかっていました。愛が足らないのです。律くんは、人をどうやって愛せばいいのか、わからないのです」と胸の内が語られた。美男子で優しく穏やか、頭脳明晰——これまで視聴者が感じてきた律の思いがけなく弱い一面に、突如光が当てられた。