岡田准一が池松壮亮に「俺のドキドキ返せ！」
映画「散り椿」の完成報告会見が27日、都内で行われ、主演の岡田准一をはじめ、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、木村大作監督が登壇した。作家・葉室麟の同名小説を映画化した作品で、江戸時代、藩の不正を訴えたが認められずに藩を追われた新兵衛（岡田）が、亡き妻の願いを叶えるために藩に戻り、不正の真相や妻の本当の思いを知る物語。
木村監督とのタッグについて岡田は「生きる伝説と言うと、大作さんに『現役だよ』と怒られますが、美しい本格時代劇を作ろうとまた誘っていただいて、とても光栄に思いながら、大作さんやキャストのみなさんと2カ月一緒に戦って撮影できたことをうれしく思います」とあいさつ。
“木村監督の現場は厳しい”という話が岡田や西島らから出る中、黒木は「（監督は）厳しい方だと聞いていたので、最初はどうしようかな、私怒られるのあんまり好きじゃないなと思ってたんですけど、衣装合わせのときに、岡田さんに『大ちゃんって呼んであげて』と言われて、おっかないなと思ったんですが、ここしかないと思って“大ちゃん”と呼んでみました」と告白。岡田は「最初が肝心と思って。メロメロになるんで（笑）」とアドバイスした理由を明かした。
また、今作の殺陣は、岡田が担当しており、木村監督は「スピードで言えば、三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回る。殺陣というのはひとえにスピードです」と絶賛。岡田も「すごい人たちの名前が出てきて、クラクラします」と恐縮した様子だった。
殺陣のシーンの見どころの一つに、新兵衛が、西島演じる采女と対峙するシーンがあるが、その撮影の際、3カ月かけて作り上げた殺陣を、岡田が本番撮影の当日の朝に変更したというエピソードが明らかに。
西島が「岡田くんが今回の撮影で一番ひどかったのは」と撮影変更のエピソードを語ると、岡田は「あれはヒリヒリしましたね」と苦笑いしながら、「予定調和にならないように（変更しました）」と説明を。だが、西島からは「前日に言ってくれてもよかったんじゃない（笑）？」とツッコミが入る一幕も。
一方、池松からは、「この映画は、圧倒的に大作さんの映画ですけど、核になる部分を岡田さんがしょってましたし、この映画の殺陣の部分をすべて責任を持ってやってらっしゃったので、先生の言うことは聞かないとという感じです」と絶賛の声が上がるも、岡田は「（池松が）師匠と呼んでくれたんですよ。僕、師匠みたいな役初めてで。心の中ですごく感動したんですよ。やってよかったなと。なんだけど、この間聞いたら、『え、言いましたっけ？』って言われて。俺のドキドキ返せ！って思いました」と会場の笑いを誘っていた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
9月28日（金）公開
◆【ジャニーズ番組まとめ】はコチラ◆
