――しんたろうさん、みづ紀さんが参加される東京のライブはどんな感じになりそうですか?
岸田:このパターンでやるのも久しぶりだよね。
しんたろう:しばらく弾き語りだったから。
岸田:40周年まではしばらく一緒にやっていたんですが。そこからは弾き語りが多くて。
みづ紀:イベントに3人で出演することはありましたけど。
――それぞれに意気込みをお願いします。
みづ紀:こういう感じにファミリーで、みんなでリラックスしてやるのは久しぶりだけど、息も多分ぴったりだと思います。
「みづ紀ちゃーん」って声を掛けて応援してくれる、あったかいお客さんもいたりするから、私もすごい楽しみです。
しんたろう:自分はパーカッション担当なので、一番後ろで、本当にオヤジの背中を見てる(笑)。オヤジの歴史の積み重ねというか、そうしたものを感じられる久々のライブなので、ファンの皆さんに楽しんでもらえるように頑張ります。
――お二人が歌われる場面はありますか?
しんたろう:僕はコーラス担当。みづ紀は歌います。
岸田:みづ紀とはデュエットもあります。コーラスは、もう一人ピアニストも参加するので、四声でいろいろな構成になりますね。
――岸田さんの楽曲を一番近くで聴いていたしんたろうさん、みづ紀さんに、岸田さんの楽曲の魅力についてうかがってみたいです。子どもの頃からよく耳にされてきましたよね?
しんたろう:ずーっと聴いていますよ。コンサートもついて行ってましたし、テレビで見たり、家で練習してるのを聴いてたり。それが日常になってました。
――岸田さんにコンサートで歌ってほしい曲はありますか? 単純に好きな曲ということでも構いませんが。
しんたろう:いろいろあるけど、一つ選ぶなら「CO・CO・ROの旅」かな。
岸田:渋い歌を選んだね。
しんたろう:日本の美しさを歌った曲で、すごく好きですね。観客として聴いても心にしみるものがあります。
――みづ紀さんはいかがですか?
みづ紀:何曲もあるんですが、まず「重いつばさ」。
岸田:前向きな歌が好きなんだね。
みづ紀:後半のメッセージとか。小さい頃はあまり意味も分からず口ずさんでいたけど、大人になってあらためて聴いて、「あ、こういう意味があるんだ」と気付きました。歌詞の重みとか、「こんな切ない曲だったんだ」って。
あと、父の曲は女性がカバーしてもすんなりハマる曲が結構多くて。私も自分のライブで何曲もカバーしていますが、そこも魅力かな。若い人にも聴いてほしいなと私も思います。
――歌って気持ちのいい曲はどの曲ですか?
みづ紀:「部屋」という曲です。とても切ない曲で、感情がこもります。あと、私も「CO・CO・ROの旅」は好きです。日本人にはしみる楽曲だと思います。
岸田:僕らが当時作ってた曲だと、マイナー調で悲しい歌を歌うものが多かったんですけど、最近はメジャーの曲調で悲しい歌を歌うってのが多いんですよね。
「部屋」は、どマイナーな歌なので、こうした感覚ってあまり若い人たちは持っていないんじゃないかという気もしますね。そこに新鮮さを感じるのかもしれない。
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