宝塚出身RiRiKA「精神がすごく削られています」新作ミュージカルでの苦労を告白

2018/09/13 18:00 配信

芸能一般

宝塚時代は花咲りりかの芸名で花組の娘役として舞台で活躍

宝塚時代は花咲りりかの芸名で花組の娘役として舞台で活躍

「THEカラオケ★バトル」(テレビ東京系)で他を圧倒する力強い歌唱力を見せたかと思いきや、舞台では宝塚歌劇団で培った繊細かつ大胆な表現力でもって観客の目を惹きつけるアーティストのRiRiKA。彼女は2018年7月18日にミニアルバム「toc-toc」でボサノバに挑戦し、9月19日(水)からは「THE MUSICAL BKLYN-ブルックリン-」への出演を控えているなど、音楽活動をベースに新たな表現への追求を続けている。

そのRiRiKAに今回、ミニアルバム「toc-toc」の制作秘話から「THE MUSICAL -BKLYN-ブルックリン-」に懸ける意気込み、さらには休日の過ごし方まで話を聞いた。

──さっそくですが、ミニアルバム「toc-toc」が7月18日に発売されました。私も拝聴したところ、RiRiKAさんの優しい歌声が心にすっと沁みてとても癒されたのですが、収録される中で気をつけていた点はありますか?

私はよくカバーソングを歌わせていただいているのですが、原曲を歌われている方がどんな形で、どんな気持ちで歌われているかというのは、やはり気に掛けています。でもその歌詞に対する物語は、絶対一つではないと思うんです。実際私も自分でライブをやる時は、どのライブにおいても必ず毎回違う景色をお見せできたらいいなと思っていて…例えば、自分の中で歌う対象や状況を変えることによって、毎回違う気持ちでライブに臨むんです。そうすると自分も新鮮さを保てるし、来てくださる方も何回聞いても飽きないものになれるかなって。ちょっとお話が逸れてしまいましたが、要するに原曲のイメージはもちろん大事にしているんですけど、それもありつつ自分だったらここの部分はこういう気持ちだろうなという風に、本当に自分のものになるよう落とし込んでいくようにしています。

──RiRiKAさんは宝塚歌劇団ご出身ということで、音楽活動だけでなく女優業も引き続き精力的に活動されています。9月にご出演される舞台「THE MUSICAL -BKLYN-ブルックリン-」では、主人公ブルックリン役を演じられますが、役作りはいまどのような段階にありますか?

前倒しで結構進めています! というのも、本当はこういうミュージカルのお稽古は大体1カ月くらいで行うんですけど、ちょっとお仕事の都合で参加できない日がありまして(苦笑)。なので、脚本解釈をしながら、自分の中にいま役を落とし込んでいる最中ですね。

──いままさに役をご自分の中に落とし込んでいる最中とのことですが、RiRiKAさんの役作りはどのように行われているのでしょうか?

そうですね。私の場合は演じる役の歴史や、どういう人物なのかということを、まず細かく全部洗い出していきます。それで今回で言うとブルックリンになるわけですが、この物語の中でブルックリンが一番に思っていることって“父を捜す”ことなんですよね。本当にそれのみっていうくらいに彼女は執着しているんですけど、そういうことが自分にとっては何になるんだろうって、今度は全部のセリフと状況についてそうやって落とし込みをしていくんです。その作業は膨大な時間が掛かりますし、精神もものすごく削られるんですけど、自分と役とにギャップがあるなら、それを埋めるためにはどうすればいいかっていうことを考える。本当に地道で疲れる作業ですよね(笑)。

──そんな大変な作業を行われている中で、RiRiKAさんはどんな息抜きの仕方をされているんですか?

家は休む場でしかない、という風に決めているんですよ。

──ということは台本を家で読み込むとかは…。

全然やらないです。必ず外でやるようにしていて、家に一度帰ったら私はアメーバのようになりたい。だから自分の家に対するこだわりはめちゃくちゃありますね。もう最高と思えるものしか目の前に置きたくないですし、全てにおいて1個1個こだわります。で、ちょっと違うなって思ったらすぐに捨ててしまう。それくらい家に対しては、こだわりを強く持っているんです。あとはゲームがものすごく好きなんです、私。めちゃくちゃ好きで、大体ゲームをしています(笑)。

──最近ですと、どんなゲームをプレーされているんですか?

「ファイナルファンタジー」シリーズが好きなんですけど、その中でも「─Ⅺ」がオンラインゲームで出ているんです。「─Ⅺ」は最終章“ヴァナ・ディールの星唄”でエンディング曲も歌わせていただきましたが、元々は私もプレイヤーの一人で、もう10年くらいプレーしているかも。オンラインゲームだから物語に終わりがなくて、永久に続けられちゃうんですよね(笑)。私は日本で生きていますけど、ヴァナ・ディール(同ゲームに登場する世界の名前)でも生きているんです!っていう状態です(笑)。

──ちなみにゲーム内でチャットをされることもあるんですか?

します! めっちゃしていますよ!

──じゃぁ、もしかしたらRiRiKAさんって知らずに話し掛けているプレイヤーの方もいるかもしれませんね。皆さん正体を知ったら驚かれてしまうのでは?

ね! 驚いてくれる方がいればいいんですけど(笑)。でもゲーム自体は、他のプレイヤーと協力しないとクリアできないようになっているので、そこも臆せずプレーしていますし、がっつりチャットも楽しんでいますよ!

──最後に「toc-toc」を聞いてくださる方に向けてのメッセージと、「THE MUSICAL- BKLYN-ブルックリン-」への意気込みをお願いします。

今回のミニアルバム「toc-toc」は、制作の方にもご協力いただいて、自分が気に入るところまで妥協せずこだわり抜いて作ることができたと思っています。収録されている曲も、「未来へ…」や「ぼくらが旅に出る理由」など、耳馴染みのある曲ばかりを新しい形で生まれ変わらせていただきました。自ら言うのも恥ずかしいですが、自分で聞いても素晴らしいアルバムだなって思いますので、聞いてくださる方の耳に届いてくれるとうれしいです。

それから「ブルックリン」に関しては、登場人物が5人しかいないんですけど、その全員が相当な葛藤を抱えた人生を背負ってきています。物語は複雑ですし重たい話ではあるのですが、音楽や歌声によって、見に来てくださる皆さんにもっと気持ちが伝わるような、そういう作品に仕上げていきたいですね。それから「toc-toc」のボサノバアレンジとは異なり、「ブルックリン」はソウルフルなR&Bテイストなので、私はまた新しいジャンルに挑戦しています。相当な気合を入れて打ち込んでいるので、その想いが届いたらいいなと思います。

──ありがとうございます。新しいジャンルに挑戦するということは、もしかしたら次に出るアルバムはR&Bになる可能性も?

そうですね、すぐ調子に乗っちゃう性格なので、見てくださった皆さんから「R&Bも良かったよ」と言われたら出してしまうかも(笑)。でもそうなったらそうなったで面白いですね!

RiRiKA(りりか)
大阪府出身。2003年に宝塚歌劇団に入団し、花咲りりかの芸名で花組の娘役として舞台の経験を積む。2006年に宝塚歌劇団を退団すると、その後は音楽活動を中心に活動を行う他、舞台やバラエティ番組にて活躍中。主な出演作は、堂本光一主演「Endless SHOCK」ヒロイン・リカ役(2008年)、ミュージカル「ミス・サイゴン」エレン役、「THE カラオケ★バトル」(テレビ東京系)など。ミニアルバム「toc-toc」が発売中で、2018年9月19日(水)から「THE MUSICAL -BKLYN-ブルックリン-」への出演を控える。
公式サイト:http://ririkasing.pupu.jp/index.html
公式Twitter:https://twitter.com/ririka1226

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