映画「響 -HIBIKI-」の初日舞台あいさつが、9月14日に都内の劇場で行われ、出演者の欅坂46・平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、板垣瑞生と月川翔監督が登壇した。
同作品は、「マンガ大賞2017」で大賞を受賞した柳本光晴による同名漫画を実写化したもので、映画初出演となる平手が初主演を務める話題作。平手演じる文学界の天才少女・鮎喰響を中心に、周囲の人々の心の葛藤を描いた人間ドラマ。
舞台あいさつでは、キャスト陣が平手の演技を絶賛。過去の栄光にすがる有名作家を演じた北村は「平手くんと対峙するシーンでは、相手(平手)の芝居によって変えたりしながら柔軟にお芝居しようとして臨んだのですが、彼女の存在がもうドーンとそこに立ってるんです。あれだけ堂々とやられちゃうとこちらとしては打つ手がない。僕が積み上げてきたキャリアが全く通用しない。原点回帰させられました」と平手とのシーンを回顧。
また、北川は「クランクインした時から、(平手は)すごく表現力がある人だと思ったし、クリエイティブな精神を持った人だと思ったので、自由にやってもらったらすごくいい“響”になるんじゃないかという気がしていました。そうしたら、初日からすごく輝いてスパークしているように見えて、『あぁ、響がいる』って思ったんです。だから、ずっと早く皆さんにお見せしたいと思っていました…うれしいです」とコメントし、「ずっと見守ってきたから、彼女のためにも公開できて本当によかったです」と思わず感極まって涙する一幕も。
そんな中、アヤカは「エンドロールで流れた彼女(平手)の歌声にゾクゾクっと鳥肌が立ってしまいました」と、平手が歌う主題歌「角を曲がる」に衝撃を受けたことを告白。
共演者たちの絶賛に平手は「うれしいです。ありがとうございます」と恐縮しきりで、「(この作品を通じて)本当に良い出会いをさせていただいたなと思っています。本当にありがとうございます」とキャストたちに一礼した後、「この映画を見て、響の生きざまが一番に届いたらいいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします」とアピールした。
物語は、出版不況の文学界に圧倒的な文才を持った現役女子高校生・響(平手)が現れる。15歳の彼女の小説は文学の世界に革命を起こす力を持っており、文芸誌編集者の花井ふみ(北川)との出会いを経て、響は一躍世の脚光を浴びる。だが、響は“自分の信じる生き方を絶対曲げない”“建前をかざして生きる人々のごまかしを許すことができない”といった“普通じゃない”人物だった…というストーリー。
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