「ガラスの仮面」演出の蜷川幸雄が大和田美帆と奥村佳恵に厳しい喝!!
8月11日（水）〜27日（金）に、全20公演が行われる蜷川幸雄演出による彩の国ファミリーシアター 音楽劇「ガラスの仮面〜二人のヘレン〜」の上演が決定。8月10日、同劇場で公開舞台げいこと、演出の蜷川幸雄氏、出演者の大和田美帆、奥村佳恵、夏木マリの囲み取材が行われた。
同舞台は、美内すずえの原作コミック「ガラスの仮面」を'08年に蜷川氏演出によって音楽劇化。原作の魅力を存分に味わえる展開や、演劇の楽しさが伝わる蜷川氏の演出などで好評価を得て、再演・続編の上演を望む声が相次ぎ、今回の続編が誕生した。
全日本演劇コンクールで敗退、劇団つきかげの解散が決まるが、北島マヤ（大和田）の演劇への情熱は募るばかり。マヤは、月影千草（夏木）のレッスンに励みながら、さまざまな劇場へ出向き、出演の機会をうかがっていた。そんな中、マヤとライバルの姫川亜弓（奥村）がダブルキャストで「奇跡の人」の上演に挑むことになるというストーリー。
続編の再演にあたって「前回、好評をいただいたので、そういうのが重荷だったり、うれしかったりというのはあるので…蜷川さんについて行こうと思います」（夏木）、「2年間の成長を見せられるように。マヤ自身がこの作品の中で、どんどん成長していく役なので、一緒に成長していきたいなと思います」（大和田）、「一生懸命、命を削りながら、命を懸けて励んでいます。成長したわたしたちを見てもらいたい」（奥村）と決意を明かした。すると、蜷川は「ほんと言うとね、けいこが始まる前に2人（大和田、奥村）に会った時に、あまり成長してないなって思ってね…でも、思いとどまってこの2人でいこうって決めたんです。成長を見てください」と厳しい喝が入れられた。
囲み取材中の蜷川氏の厳しい激励に、大和田は「待っていたんですよ。蜷川さんのこのお言葉を。本当に期待に応えたいと思っています。（蜷川氏が）月影先生と重なるんですよね。わたしにとって、月影先生が2人いるような感じ。役を演じているよりも、わたしが感じたまま、舞台に立てばいいんだなって思います」と蜷川氏の厳しい演出にも負けない強さを見せた。
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埼玉公演
8月11日（水）〜27日（金）【全20回公演】
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
大阪公演
9月2日（木）〜5日（日）【全6回公演】
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