アニメ専門テレビ局アニマックスの20周年企画として、TVアニメとゲームで展開される「あかねさす少女」。アニメは、10月より放送開始となる。
オカルトとアンティークオーディオを愛する高校2年生の土宮明日架は、「鉱石ラヂオ研究会」(ラヂ研)を結成。明日架達5人のメンバーは、「4時44分の儀式」と呼ばれる儀式を行った。それは都市伝説めいた儀式だが、偶然が重なり、“黄昏の世界”への扉を開く。ラヂ研のメンバーは、自分達がいる世界とは似て非なる並行世界(パラレルワールド)の存在を知り、世界を脅かす“黄昏の世界”との戦いに巻き込まれることになる。そのなかで、パラレルワールドにいる、自分達と出会い……。
壮大な世界観で描かれる「あかねさす少女」。明日架ほか、ラヂ研のメンバーを演じる5人のキャスト、黒沢ともよ(土宮明日架役)、Lynn(灯中優役)、東山奈央(みあ・シルバーストーン役)、小清水亜美(七瀬奈々役)、井上麻里奈(森須クロエ役)に本作の魅力や見どころを直撃した。
――オリジナル作品ですので、皆さんが本作とファーストコンタクトしたのはオーディションだったかと思います。第一印象を教えてください。
黒沢:オーディションの資料を読んで思ったのは、難しい言葉が多そうな作品だなということ。「4時44分」が上手く言えずに苦労しました(笑)。その他にも、見慣れない言葉が多数あったのが印象に残っています。オーディション用の原稿では明日架が自分自身と対話するシーンが多かったので、演じる難易度が高そうだと感じました。
Lynn:ともよちゃんと同じく、難しい言葉や、見慣れないカタカナの言葉が多いという印象でした。また、今いる世界の優とパラレルワールドの優の演じ分けが難しかったのですが、やりがいがありそうだなと感じました。特に気になったのは、「デュプリケート」。この言葉をきっかけに、ラヂ研のメンバーは変身をして、世界を脅かす敵と戦うのですが、この決めゼリフを格好良く演じたいと思いました。
東山:みあのオーディションは、セリフの分量も少なく、プリント1枚ほど。その中で、どうやって彼女らしさを出そうか考えて演じました。やっぱり印象的だったのは、Lynnちゃんも言った「デュプリケート」という単語。日本語では「複製」という意味ですが、もう1人の自分と出会うという意味もあるんだろうなと考え、その思いを込めながら、セリフを発声しました。
小清水:だいぶキャリアを重ねた私が、女子高生を、しかもピンクのツインテールの女子高生を本当に演じさせてもらえるのかなと不安がありながらのオーディションでした(笑)。「もっと若くできませんか」というディレクションが印象的でしたね。結果として奈々役を頂くことができて、私も「デュプリケート」したなとうれしく思いました(笑)。
井上:最初に頂いた資料にクロエの設定画があったのですが、スタジオオーディションではだいぶデザインが変わっていました。演じ方を迷ったのですが、スタッフさんからは「思ったように演じてください」とディレクションが。その通りマイクの前に立ってみると、評判が良かったので安心しました(笑)。
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