10月5日(金)に日経ドラマスペシャル「琥珀の夢」(夜9:00-11:24、テレビ東京系ほか)が放送される。
本作は、明治、大正、昭和という激動の時代を背景に、日本初の国産ウイスキー造りに命を捧げた男の人生を描く、伊集院静の長編小説「琥珀の夢 小説 鳥井信治郎」が原作のヒューマンドラマ。鳥井をモデルにしつつ、一人の人間が新たな価値観を創造するという大きな夢を抱き、それを成し遂げるまでの物語をフィクションとして描く。
今回、“やってみなはれ”の精神で、ウイスキー造りに心血を注ぐ主人公・鳴江萬治郎を演じた内野聖陽に、萬治郎の魅力や、共演者とのエピソードなどを聞いた。
――萬治郎を演じてみてご自身と重なる部分はありましたか?
(萬治郎が)すごいパワーを持って、みんなを巻き込んでいくところにはびっくりしましたけど、自分の感覚だけを信じて生きていこうとする部分はちょっと重なりました。
――萬治郎の魅力を教えてください。
一番は“やってみなはれ”の精神ですよね。今の時代、いろいろな情報を得ることができるけれど、“まずはやってみようじゃないか”っていう一番大事なエネルギーが少し弱まってしまう時代なのかなと感じています。
「やってみんことには、やれるかやられへんか分からしまへんやろ」というすてきなせりふがあるんですけど、“そうだよね!”って。もともと大きな夢を持っているはずなのに、いろいろな情報があるから、ビビっちゃったり、おじけづいちゃったりして、大事な第一歩を踏み出せない人も多いのではないかなと思うんです。
だからこそ、この作品が一番尊いなと思ったのは、そこでまず“やってみなはれ”というその精神、力強いメッセージがこのせりふ一言に集約されているなと思いました。
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