本作は「僕の生きる道」(2003年フジテレビ系)シリーズなどを手掛けてきた橋部敦子が脚本を担当。
「一輝をはじめ、周りの人物の動きなどがあまり書かれていない自由度の高い脚本です。それだけに共演者の皆さんがどう演じてきてくださるのかとても楽しみで…。僕自身、動きを想定しないで演じています。これまで通り、役と現場と物語に真面目に向き合っていけたらと思います。今の世の中は、多くの人が何か足りないと感じていて、その何かを探し求めていく作業をしているのではないかと思います。けれど決してそうとは言えないかもしれません。実はもう既に今が“足りている”。そう考えると、今持っているモノをいかに大事にするかで人生が豊かになっていくはず。そんなことを感じさせてもらえる台本です。既に“足りている”ことに気付いている一輝を見て、周りの人が大事なことに気付く物語。一輝の言葉や行動など何か少しでも見てくださる方の心に引っ掛かればいいなと思います」
これまで以上に一輝というキャラクターに入り込んでいる様子。
「俳優ってどこか野球の監督のような目線で全体を俯瞰することがあると思うんですが、今回はどうしてもそれができないんです。一輝が思っていることや考えていることをどうしても追ってしまう。一輝の目線から離れられないんです。今は本当に一輝に夢中(笑)。それくらい強烈な役で無二の存在です。最後まで一輝を全うしたいです」
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