東野圭吾が“映像化不可能”と予想していた名作が映画化されたワケとは?

2018/10/12 08:00 配信

映画

「人魚の眠る家」が、11月16日(金)に公開される(C)2018「人魚の眠る家」製作委員会

東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれたミステリー小説を、篠原涼子西島秀俊で実写化した「人魚の眠る家」が、11月16日(金)に公開される。

まな娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦・薫子(篠原)と和昌(西島)が下す決断と苦悩を描いた本作は、日本を代表する小説家である東野原作のヒューマンミステリー。

東野作品といえばミステリーとして上質であることは言わずもがな、阿部寛が演じた「新参者」シリーズの加賀恭一郎や、福山雅治が演じた「ガリレオ」シリーズの湯川学など、個性的で魅力的なキャラクターばかり。

謎を解決していくうち、裏に隠された人々の思いが次第に明らかになっていく心情描写の巧みさにも定評があり、泣けるミステリーとして多くのファンの心をつかんできた。

そんな数々の名作を生み出してきたヒットメーカー・東野原作の小説が、2018年から2019年にかけて「ラプラスの魔女」や「マスカレード・ホテル」など実写映画化される数は6本にもおよび、さながら“東野圭吾イヤー”と言ってもいいほど。

そんな東野圭吾イヤー真っただ中の11月16日(金)に公開される本作は、東野自身きっと映像化は不可能だろうと予想していたそう。そんな本作がなぜ映画化されるに至ったのか。