<試写室>中島健人“王子封印”で『大人から子供まで楽しめる』を実現した「ドロ刑―」
1、脚本と演出のテンポが良い!
本作の脚本を手掛けるのは林宏司。多くのドラマを担当してきたが、林×刑事といえば個人的には「BOSS」(2009年、2011年フジテレビ)が記憶に強く残っている。主人公がきちんと中心にいながら、同僚たちのキャラが粒立って、気付いたら全員を好きになってしまう中毒性があった。よく記者同士の会話でも「好きだったドラマ」トークに必ず上がる作品で、他ならぬ自分も「BOSS」が大好きだった。
「BOSS」好きならきっと好きになるであろう「ドロ刑―」の脚本。自分は仕事上、「ドロ刑―」の台本を読ませてもらえるのだが、中島もインタビューで語っているように、せりふのボリュームが多く、台本は通常の1時間ドラマよりもずっしりしているのだ。1話に限って言えば、「初回で30分拡大かな?」と思った程。なお、初回は15分拡大だ。
それだけのせりふを詰め込んでいるので、演出はテンポよく進んでいく。それもただの駆け足ではなく、緩急が絶妙だ。試写会では一般客からたびたび笑い声が上がるシーンもあった。濃厚な会話劇はこのドラマの肝になってくるだろう。
そもそも泥棒が刑事を育てるという事が現実離れしているが、その「有り得ない!」世界にもグッと引き寄せられるので、脚本と演出の威力は偉大である。
10月13日(土)スタート
毎週土曜夜10:00-10:54 ※初回は15分拡大
日本テレビ系で放送
原作=福田秀「ドロ刑」
脚本=林宏司
音楽=木村秀彬
主題歌=Sexy Zone「カラクリだらけのテンダネス」(ポニーキャニオン)
チーフプロデューサー=池田健司
プロデューサー=能勢荘志、次屋尚、関川友理
演出=大谷太郎、中島悟、高橋朋広
出演=中島健人、遠藤憲一、石橋杏奈、中村倫也、江口のりこ、野間口徹、田中道子、生島翔、丸山智己、板尾創路、稲森いずみ
【番組公式HP】https://www.ntv.co.jp/dorokei/
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【公式Instagram】https://www.instagram.com/dorokeinsta_ntv/
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