登坂広臣&中条あやみが“甘い恋の予感”!? 一面の銀世界で切なく見つめ合う!
一方、中条が演じるのは、若くして余命宣告を受けたヒロインという難しい役どころ。人生をあきらめかけた美雪の“最後の思い出づくり”から出発した疑似恋愛は、やがて“本物”になっていく。
中条は「悠輔と出会い、少しぶっきらぼうだけど大きな心を持った優しさに触れ、生まれて初めて、勇気を出して声にする事ができ、悠輔との最後の思い出を頑張って作ろうとしていくうちに、それが幸せな思い出になり、まだ生きたい…と思ってしまった。美雪を演じていて、人は誰かを一生懸命愛し、愛される為に生まれてきたんだなと感じました」と作品に込めた思いを語る。
限られた時間の中で思いを通わせる悠輔と美雪。公開された場面写真からは、互いを想う2人の喜びと切なさがあふれてくる。
橋本監督「半歩進むと、世界は広がる」
そんな本作の撮影期間中、登坂と中条の距離もグッと縮まった様子。メガホンをとった橋本監督は「2人ともホントに、非常に現場でも仲良く話していましたし、雪に閉ざされたフィンランドのロケを乗り越えたことで、仲良くなってくれて。仲良くなってくれたことが、映画の中でいい空気感として見えていたと思うので」と振り返る。
東京、そしてフィンランドを舞台に紡ぎ出される「雪の華」の物語。
すでに撮影は終了している。中条は「フィンランドの夏の木々が青々とした色鮮やかな街や、冬のきれいではかない雪景色で撮った2人のシーンもとてもすてきな画になっていると思うので 、私自身、早く皆さまと劇場で観れることを楽しみにしています」と、映画の公開を心待ちにしている様子。
橋本監督も「ちょっとした勇気をもって、その勇気を出したからこそ、何かが動きだしたり、人生が動き出したりということはきっと、この設定の女の子だけじゃなく、すべての女の子に当てはまる気がしていて。
たった半歩でも進むと、勝手に実は世界の方が広がってくれたりすることもあると思うので、しょせん半歩なんて思わず、勇気をもって半歩を踏み出してほしいと思います。そんな勇気を届けられたらいいなと思います」と作品をアピールする。
楽曲をモチーフにした映画といえば、興行収入31億円の大ヒットとなった「涙そうそう」(2006年)、同じく28億円のヒットを記録した「ハナミズキ」(2010年)がある。名曲「雪の華」をバックに登坂&中条が描き出す、一生に一度、運命の恋に注目が集まる。
2019年2月1日(金)公開
配給=ワーナー・ブラザース映画
監督=橋本光二郎/脚本=岡田惠和/出演=登坂広臣、中条あやみ、高岡早紀、浜野謙太、箭内夢菜 / 田辺誠一
【公式HP】http://yukinohana-movie.jp
(C)2019映画「雪の華」製作委員会