映画「ハナミズキ」の初日舞台あいさつが21日、都内で行われ、出演者の新垣結衣、生田斗真、向井理、土井裕泰監督が登壇した。
同作は、一青窈の同名ヒットソングをモチーフにしたラブストーリー。北海道から東京の大学に進学した紗枝(新垣)と、北海道で漁師の家業を継ぐ青年・康平(生田)との10年間にわたる愛の軌跡を描く。
本作が台湾、香港、タイ、マカオでも公開されることが発表されると、新垣は「言葉とか文化の違いを受け止めてもらえればうれしいです」と喜びの表情を見せた。
その後、生田と向井が、新垣に劇中のせりふをプレゼント。ところが生田は、向井演じる北見が紗枝に言う「結婚しよう!」という言葉を贈り、土井監督から「お前じゃない(笑)」とツッこまれる。新垣は照れながら「“ありがとう”ってなっちゃいますね(笑)」と苦笑いした。
続いて、向井が気を取り直して再び「結婚しよう!」とアプローチ。それを受けた新垣は「ありがとう、純一」と劇中さながらに笑顔で答えた。
今度は土井監督からのサプライズで、「ハナミズキ」の花言葉である「返礼」の意味を込めて、3人に花束が贈呈された。そして、向井に「出番は限られていたけど、魅力的に演じてくれた」とねぎらいの言葉を送り、生田には「10年間という長い間を演じてくれてありがとう。ラブシーンが多くて、ちょっと嫉妬(しっと)しました」と笑わせながらも真摯(しんし)に語った。最後に新垣に「内面から紗枝ちゃんの成長を演じてくれた。結衣ちゃんも成長していったんじゃないかな」と胸の内を明かした。その新垣は「いろいろと思いがこみ上げてきちゃいました。本当に感謝してます」と言葉を詰まらせながら感激した。
さらには、会場のファン約700人全員が「ハナミズキ」を大熱唱。新垣は「まさかフルコーラスで歌ってくれるとは思っていませんでした。一生懸命声を出してくださって、いろんな気持ちが伝わってきました」と笑顔で感謝の気持ちを語り、会場からは大歓声と拍手が巻き起こった。
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