ヘドロパパ小堀、修士の妻のダメ出しに「意味が分からない」? 結成25周年を迎えた2丁拳銃の“今”

2018/10/22 05:30 配信

芸能一般 インタビュー

今年で芸歴25周年を迎える小堀裕之川谷修士によるコンビ“2丁拳銃”が、12月に単独ライブ「百式2018」を名古屋、大阪、東京の3都市で開催する。

「百式」とは、100分間ノンストップで漫才を披露する毎年恒例のライブ。漫才コンビ・2丁拳銃の真骨頂が堪能できると、ファンのみならずお笑い通の間で好評を博しているイベントだ。

今回のインタビューでは、二人の漫才師としての矜持を語ってもらうとともに、近年力を入れているというコントやその他の活動に懸ける意気込み、相方に対するへの思い、さらには、「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)の密着企画でも知られる、修士の妻であり放送作家の野々村友紀子の話題など、さまざまな角度から2丁拳銃の“今”に迫った。

今年の「百式」は、若くてヤンチャな感じで行きたいなと思います(小堀)


にちょうけんじゅう=1993年6月にコンビ結成。ルミネtheよしもとほか、劇場を中心に活躍中


――芸歴25周年という節目での「百式」ですが、何か特別なことはされるのでしょうか?

小堀裕之「この世界に入って25年というメモリアルイヤーではあるんですけど、ライブの中身は若い感じで行きたいなと思ってます。ネタの雰囲気も割とヤンチャといいますか、VTRも使って豪華に見せようかと」

川谷修士「『百式』は年に一度のお祭りみたいなイベントですし、僕自身は正直、25周年みたいなことで特別な感じを出すのは、あんまり好きじゃないんです。今回、ポスターのデザインは僕が考えたんですけど、小堀からの指令で、『25周年』とか『44歳』とか、そのあたりの文字をかっこよく入れてほしいっていう話で。でも、僕はそんなの入れたくない派なんで(笑)、知り合いのデザイナーさんに『“25”はそんなにでっかくしないでください』『“44”はこんな感じで』ってお願いして。結果、イイ感じのポスターができたんですけれども」

川谷修士がアートディレクションを手掛けた「百式2018」のポスタービジュアル


――このおしゃれなポスターには、そんなストーリーがあったんですね(笑)。披露される漫才はオール新作とのことですが、ネタの仕上がりはいかがですか?

小堀「まだまだこれからですね」

修士「今は全くの『零(ゼロ)式』です(笑)」

小堀「10月12日にコントのイベント(2丁拳銃コントライブ『25年目の挑戦』」)があったんですけど、うちは今年からコントにけっこう力を入れてまして。実は『キングオブコント』(TBS系)を目指してるんです。だんだんコントの体を作っていって、来年くらいには決勝に出られるようにしたいなと思っていて(2018年は準々決勝まで進出)。言うたら、漫才師っぽくない、コント師がやるコントを目指してるので、『百式』では逆にコントを漫才に馴染ませるにはどうしたらいいのかなっていう作業もやらんとあかんのかなと思ってます」

――コントに力を入れようというのは、何かきっかけが?

小堀「コンビ歴25年ともなると、2人で出られるお笑いのコンテストがほとんどないんですよ。今のお笑いのコンテストって、だいたい芸歴の制限があるんで。その点、『キングオブコント』は芸歴不問なんで、じゃあそこを目指してみようかと。何か目標が欲しいんですよね。目指すべきところがあったら、自分で自分のケツを叩いて、若い気持ちでいられるんとちゃうかなっていう」

――今の小堀さんのお話を聞いて、修士さんはどう思われますか?

修士「へぇ…って感じです(笑)」

――普段、お二人で2丁拳銃の今後の方向性を話し合う、というようなことは…。

修士「ないですねぇ」

――それだけ小堀さんを信用している、ということですか?

修士「いや、一切信用してないです(笑)。でも、俺と相方で考えとか感覚が違ったりするのは、コンビにとってはいいことやと思うんです。その中で、お互いに一生懸命やってたら何か生まれると思うんですよ」