谷原章介が「笑点」と共に生きた落語家・五代目三遊亭圓楽を熱演『すごくプレッシャーがありました』
五代目三遊亭圓楽役・谷原章介コメント
前回(「―桂歌丸」)は1シーンほど出演させていただきましたが、今回主演でかつ落語のシーンもあり、 僕としてはハードルが高く、プレッシャーはすごくありました。
お芝居やナレーションといった同じ言葉を使う仕事はしていますが、はなし家の方は全部の登場人物を自分が演じます。
かつ江戸時代のお話が多いですから、着物や扇子を使って物を食べたりといったいろいろな所作が、話と組み合わさってくる難しさを改めて痛感しました。
高座のシーンは難しかったですね。NGかどうかでいうとOKは出たんですけれど、それはあくまで覚えているか覚えていないかであって。お客さんを話に引き込むというプロの味はなかなか一朝一夕には出せないですよね。
今回、圓楽一門の三遊亭愛楽師匠に稽古をつけていただきましたが、少しでもいい仕上がりになっていればいいなと願っています。
五代目圓楽師匠といいますと、 長年「笑点」で大喜利メンバー、そして司会を務められた功労者です。
けれどそんな大名跡の五代目圓楽師匠も若いころはいろいろな悩みがあり、はなし家をやめようとされていたなどの紆余(うよ)曲折を経て、 素晴らしいはなし家になられたんだということが、ドラマをご覧いただけたら分かると思います。
国民的に愛されてきた「笑点」という番組が、皆さんの前で楽しい大喜利をやってこられた裏側にはいろいろなドラマがあり、「笑点」に関わるすべての皆さんが頑張って楽しい番組を作り上げていることが、このドラマでは描かれています。ぜひご覧ください。