おなじみの会場・渋谷WWW X。会場後方の定位置からライブを拝見すると、ステージもファンの動きも俯瞰でよく見えるので個人的には好きな会場の一つ。
もうちょっと身長が高ければメンバーも見やすいのになあ、と自分の成長をふがいなく思う部分はあるものの、それはさておき、1曲目は6人の新体制後初披露となる「OVERNIGHT SUCCESS -Rearranged ver.-」。
さながらディスコにでも迷い込んだかのような目まぐるしく会場を交差する光、楽しげなイントロで既に胸の高鳴りは抑えられないが、いざメンバーが入場するとファンも一気にヒートアップ。
カラフルなペンライトを持ったTPDメンバーが器用にくるくると動かしながら左右に移動したり、メンバーが前後に重なったり、見た目にも華やかな幕開け。
続く「BE BORN -Rearranged ver.-」では、頼れるリーダー・高嶋菜七の「Ladies and Gentlemen～ペラペラ～～BE BORN！」という一連の英語でのあおり＆曲振りが格好良過ぎて、早くもゾワゾワっと鳥肌がひょっこり。
体全体を使い、ダイナミックかつどこかドラマチックな振りが見応えのある同曲。メンバーが手を振るのに合わせて観客もペンライトを振り、エモーショナルな空間が出来上がると、今度はロックなイントロが聴こえてきた。
こちらも6人体制では初の「SLASH DANCE -Rearranged ver.-」だ。音楽に合わせて小刻みに頭を振るイントロ、特に個人的にはサブリーダー・浜崎香帆のシェイク具合がお気に入り。
その浜崎のふんわりボブがいい感じでウェーブし終わると、電流が走ったような感覚に陥るほど曲も一気に加速していく。ロックテイストで終始格好良く、後半大サビ前の浜崎のハイキックもまた素晴らしい。
一転して浜崎の「みんな～一緒にはしゃいでいこうぜ～！」のあおりから、盛り上がり必至ソングの「PEOPLE」へ。
特にTPDの“若女将”ことダンスリーダー・脇あかりの大はしゃぎぶりが心地よく、「ピ～ポ～」と言いながら手足を大きく開いてグイグイする振りがこんなにハマる人も珍しい。
脇に関しては、本当に“笑顔の天才”(たぶん素)だなといつも思う。
ぜひNHK Eテレあたりの「うたのおねえさん」として起用してもらって、「PEOPLE」を広く世間に広めようぜ、と脳内脱線してぼんやりながめていたら、どこからともなく現れた小さなバズーカ砲から金テープが舞い現実世界に。
各地のリリースイベントでも披露して好評を博している様子の、“女子大の昼休み”に流れていそうなイントロが流れ、みんなが化粧をし始めた。そう2ndアルバム収録曲の「Glowing」だ。
サビで手をパタパタさせるところがどこか「Shapeless」っぽいし、ウォウウォウイェイイェイ系の楽曲はライブでは鉄板なので、今後も重宝されそう。
この記事の関連情報はこちら（WEBサイト ザテレビジョン）