かわいい空気を一気にぶち壊したのが、TPDの末っ子・橘の先陣によるダンスアンセム「Neo Elements」。
普段はちょっぴりおっとりなイメージの橘も、ダンス曲がかかれば水を得た魚のように水しぶきを上げて踊り出す。2番手にアクロバットの申し子・浜崎ときて、浜崎から脇にチェンジするときがまた美しい!
両サイド側転で入れ替わるというクールなバトンタッチを終えると、他でもない私がダンスリーダーよ!といわんばかりの力も感情もこもったダンスを決め、櫻井、上西がこちらは上品に、しなやかに手足を使ったダンスで個性を出し、いよいよリーダーの登場と共にステージに全員集合。
なぜか分からないが、パリコレなどで最後にデザイナーが現れ、モデルたちの間に入って観客に手を振るような“ラスボス感”が高嶋の登場で感じられたのは私だけではあるまい。それくらいダンス一つとってもオーラがあるのが彼女の魅力。
中盤にダンスアンセムをもってくる粋な演出の後は、パーティーの時間だ。「Go to the Party」では橘のソロから入り、こちらはまた独特な照明の使い方が好感。
そして最近のリリイベでも披露していた「純愛カオス」へ。音源では毎日何度か聴いていても、やはりライブで聴くと全然違う印象。あまりの輝きにステージから目を離せず、メモを取るのを忘れてしまったほど。
ここからノンストップの醍醐味(だいごみ)とばかりに、曲と曲の“つなぎ目”あった?と思うくらい自然な流れで「DREAM TRIGGER」、聴けば聴くほど新しい味が出る「BRAND NEW STORY」まで、シングル表題曲3連発のぜいたくな展開。
盛り上がりも最高潮になり、夕焼け空の下で聴きたい楽曲No.1「SHINY LADY」へ。イントロでの脇の曲振りもバッチリ決まり、リーダーの歌い出し、ラストの大サビ前の浜崎&橘のバッキバキダンス…相変わらずのキレキレぶりである。
これで本編ラストかと思いきや、ラストは最新シングル「Shapeless」で締める展開であっという間に本編終了。高嶋きっかけの「ありがとうございました!」でステージを後にした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)