――「遺留捜査」シリーズにはどんな印象を持っていましたか?
家族で見られるサスペンスで、上川さん演じるひょうひょうとした糸村刑事の、視聴者の予測を大きく超える推理力にいつもワクワクしておりました。今回その作品に参加させていただいて本当にうれしかったです。
――民俗学者・杉田義明教授役を演じられるにあたって、大切にされたところは?
大学で民俗学の授業を取っていて、民俗学の先生方も生で見て、こういう学問の世界があるんだ~と漠然と受けていた授業が役に立ってよかったと思いました。また、ニコニコしているけど何を考えているか分からないという人物が、わたくしの知り合いに2名ほどいて(笑)、その方々をイメージしながらやらせていただきました。
――上川隆也さんと共演された感想を教えてください。
初日に斜めがけバッグを背負った上川さんにご挨拶した際、糸村さんにしか見えなくて、「テレビと一緒だ!」と感激しました(笑)。「遺留捜査」の世界の内側に入ることができて、とてもうれしかったです。
――撮影でのエピソードを教えてください。
ロケ地の半分以上は携帯電話が繋がらないエリアだったので、日が暮れると正真正銘の暗闇で、今回の人里離れた村という雰囲気作りには最高のロケ地ばかりでした。あのようなロケ地が撮影所から2時間圏内にたくさんあるのは、京都の素晴らしさの一つだと思います。
――読者の皆さまにメッセージをお願いします。
隔絶され、独特の文化を発展させた村での事件が描かれているので、いつにも増してスリルを味わえる作品だと思います。一緒に“つぐは村”に行った気持ちになって、サスペンスの醍醐味をぜひ味わっていただきたいです。
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