鈴木亮平、1年4カ月弱の撮影がついに終了!最終シーンは「血とほこりと土でドロドロ」<西郷どん>
放送中の大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)で、主人公・西郷隆盛を演じる鈴木亮平が10月26日にクランクアップを迎え、10月29日(月)に囲み取材に応えた。
一言でいえば、『生ききったな』という気持ち
鈴木は、昨年の7月1日にクランクインしてから1年4カ月弱、薩摩の下級武士から革命児へと成長する隆盛を演じてきた。
そんな長期間の撮影がクランクアップした心境を鈴木は、「一言でいえば、『生ききったな』という気持ちでした。いわゆる抜け殻のような状態になることはなかったんです。なんでかなと考えたら、西郷さんという人を生ききったからなんですよね。自分が覚悟して選んだ道なので、後悔のある最後ではないですし、清々しい気持ちの方が強かったです」と語る。
最後の収録となったのは、西南戦争での政府軍による城山総攻撃の末、隆盛が最期を迎えるシーン。鈴木は、同シーンの撮影を「血とほこりと土でドロドロで。爆破の量がすごいですし、大砲や銃も多くて、1カットで顔がススまみれになるような撮影でした」と振り返る。
さらに、「この作品に入る前から、決めていたことが2つあるんです。それは、『西郷さんという人物を演じるのではなく、生きたいな』ということと、西郷さんの『敬天愛人』という言葉の通りに、共演者やスタッフを愛して作品を作り上げていきたいということです。それが、きちんとできたなと感じています」と演技に自信を見せた。
また、クランクアップ時の現場の雰囲気については、「美術のスタッフさんがふんどし姿になったり、みんなで盛り上がってました。一蔵どん(瑛太)と青木(崇高)さんと、塚地(武雅)さんが駆けつけてくれたんです。その姿を見たときにはグッと来ましたね。瑛太くんは、『最高だったよ』みたいなことを言ってくれました」と笑顔でエピソードを話した。
クランクアップしてから始めたのは「早寝早起き」
鈴木は、激動の西南戦争シーンでの撮了から3日が経ち、今は穏やかな生活を送っているそうで、「生まれ変わったような、現代に転生したような気がしています(笑)。ずっと不規則な生活だったので、今は早寝早起きをしていて、夜12時に寝て、朝7時に起きるようにして、やってみたかった『ペン習字講座』を始めました」と笑顔に。
さらに、「旅行が好きなので、行きたいですね。あとは、この1年間映画やテレビが全然見られなくて、世の中に取り残されている感じがしているので、これからはゆっくりTV番組を見たいです」と意外な願望を明かした。