岸井ゆきの「サクラさんは福子の『福』という字がぴったりとはまる」<まんぷく>

2018/12/03 06:00 配信

ドラマ インタビュー

連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)に出演中の岸井ゆきの(C)NHK

すごく明るい現場


――収録に参加されてみて、現場の印象は?

現場はすごく明るくて、スタッフさんも含め、大家族のようです。この温かさは画面を通してきっと伝わると思っています。

まんぷく」の前が映画のお仕事でカメラ1台での撮影だったので、“朝ドラ”のように、多くて6台のカメラで同時に撮影する現場に最初は圧倒されていました。

それに加えて慣れない関西弁のイントネーションや、知らない土地での生活で、最初はいっぱいいっぱいになってしまっていて。

でもある時、スタッフさんが「そんなに緊張しなくても私たちが付いているから大丈夫」と声を掛けてくださって。

たくさんのスタッフさんや共演者の皆さんが味方にいて、支えてくれているんだということを改めて感じて、氷が解けたように随分と楽になりました。

撮影の合間、安藤サクラさんがよく話し掛けてくださり、少しずつ他の共演者の皆さんともお話できるようになりました。

サクラさんは福子の「福」という字がぴったりとはまる、本当に福ちゃんみたいな方なんです。たくましくて、優しくて、隣りにいると安心する。

「すてきです」とか「魅力的です」と言うのは簡単ですが、一言では、言い表せません。

香田家の両親である松下(奈緒)さんと要(潤)さんも、例のごとく緊張で震えながらごあいさつに行ったところ…松下さんは「タカー! よろしくねえ!」ととっても明るく迎えてくださり、要さんは「えっ!? 小さい! 俺らから生まれてくるの!? これから大きくなるのかな(笑)」と言ってくださって。

不安に覆いかぶさっていたワクワクが飛び出して今ではすっかり、私のお父さんとお母さんです。ただ身長は、もう伸びません!

――読者の方々へのメッセージをお願いします。

これからインスタントラーメンを開発していくのですが、そこに至るまでの発明の数々とそこに携わる人々の軌跡を見てもらいたいなと。萬平おじちゃんとそれをサポートする福ちゃんがどんな思いで山を乗り越え、どこにたどり着いていくのか。

どんなときも決して愛情を忘れずにたくましく生きていく人間たちが、毎日、テレビ越しに背中を押してくれると思います。

見ているうちに、自分も家族の一員のような気持ちになってくださったらうれしいなと思います。

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