向井理が語る“俳優としての進化”とは?
向井理が作品に懸けた思いを語る
「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」が、11月11日(日)よりWOWOWプライムにて放送開始する。
同ドラマは、革命的な発明により“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描く社会派ドラマシリーズの最新作。これまで“がんの特効薬”“遺伝子組み換え食品”“自殺防止治療薬”“クローン人間”をテーマに描いており、今作は“AI”がテーマ。
IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎(向井理)が開発したAIによる患者の診断が行なわれていた。人間の医師が行なうよりも短時間で正確に、しかも無料で行なうAI診断は世間で評判を呼ぶ。そんな中、AI診断に基づいて外科医の上野(原田泰造)が手術した患者が、術後に容体が急変して亡くなってしまう…というストーリー。
今回、主演を務める向井にインタビューを行い、同シリーズに出演する感想や作品に対する思い、テーマである“AI”社会に対する考えなどを語ってもらった。
――“パンドラ”シリーズ4年ぶりの新作で第5弾。人気シリーズの主演を務める感想は?
社会的に反響の大きいドラマシリーズですし歴史のあるものなので、その“パンドラ”というチームの一員に成れるという喜びはありました。このシリーズは完全なフィクションではないような“ドキュメントドラマ”のような感じがあり、毎回突き付けられるものがある。そんな中でも、やりたいものは常に“人間ドラマ”で「未知なる物が出てきた時に人間はどう向き合うのか?」というメッセージの下、“AI”という題材に振り回されることなく、鈴木という“人間”を演じ切れたらと思います。
――台本を読んだ感想は?
まずは自分の役柄について考えるのですが、すごくロボットっぽいようなこれまでやったことのないキャラクターだなと。看護師の橋詰さん(美村里江)の「鈴木先生がAIみたい」というせりふを受けて、そんな感じに演じようと思いました。
――作品についてはいかがですか?
これまでの“パンドラ”シリーズでは、“がんの特効薬”“自殺防止治療薬”など現実にはまだないものが題材で、「こういうものができたらどう向き合いますか?」というメッセージ性が強かったと思うんです。でも今回の“AI”に関しては、既に世界中で日常生活に組み込まれているものなので、これまでの“パンドラ”とはまた違ったアプローチになると思いますし、今回もまた“刺さる”ものになるんじゃないかなと思います。