遠藤憲一×宮藤官九郎SP対談! 新境地開いた遠藤の心境に迫る

2018/11/07 06:00 配信

ドラマ

ドラマ「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」で主演を務める遠藤憲一と脚本を手掛ける宮藤官九郎


主演・遠藤憲一×脚本・宮藤官九郎と豪華ゲストで送るワンシチュエーションコメディードラマ「遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます」が、11月12日(月)(夜0:00-0:30、第1話は無料放送)WOWOWプライムにてスタートする。

物語の舞台は、刑事の諸井情(遠藤)が連続殺人犯を追うサスペンスドラマの撮影現場。ドラマの撮影終了後にトラブルが発生し、テイク1が撮り直しになる。そこで、たまたま現場の近くにいた名俳優たちに遠藤が代役をオファーし、テイク2の撮影に出演してもらうという。

2019年1月から放送が開始される大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」(NHK総合ほか)を手掛ける他、これまでにもさまざまな作品を手掛けてきた宮藤と、現在放送中のドラマ「ドロ刑-警視庁捜査三課-」で、伝説の大泥棒・煙鴉を演じる遠藤に、作品に込めた思いや撮影現場でのエピソードなど、ここでしか聞けない話を聞いた。

――お互いの印象について、そして今回ご一緒されてどのように思われたかお聞かせください。

宮藤:映画「大帝の剣」(2006年)で初めて共演したんですけど、その時、遠藤さんが特殊メークだったから、ほとんど素顔を見ていなくて。遠藤さん、バケモノみたいなビジュアルなのに普通に世間話していました(笑)。

遠藤:ロケバスの中で(それぞれ)前を見て座っているから普通に話してたけど、すごい格好だったよね。でもこっちは特殊メークしていること忘れちゃうからね(笑)。

宮藤:そうですよね(笑)。気さくに話してくださっていたんですけど、振り返るたびにびっくりしていましたよ(笑)。遠藤さんは僕が書いたものでも、どの作品でもそうなんですけど、真っ向から演じてくださるので、どんなに変なこと書いても全力でやってくださるんです。今回は“受けの芝居”だったので、書いていても新鮮でした。

伊藤(征章)監督と最初に打ち合わせした時に、刑事ドラマで情にもろいという設定を決めました。それで完成が見えたというか、そういう設定があれば、ゲストに誰が出てきて何をやっても(遠藤さんが)受けてくれると思いました。

遠藤:やっぱり宮藤くんの脚本が面白いんですよね! 実際に会って話していると、ほんとに腰の低い方で、とんでもないことを言いだす人でもないんだけど。でも(台本を)書き出すと、ぶっとんだもの書いたり、すごいアイデアをだしたりして。今回も頭の中どうなってるんだろうって(笑)。出演のお話しをいただいたときは、すごくうれしかったですね。どんなことになるんだろうってわくわくしていました。台本の時点で、ゲラゲラ笑っちゃってたんで。