悪女・長澤まさみがミュージカル界のプリンスを翻弄!? “回るメタル”最終章の見どころを紹介
主人公・ランダムスター役は今回が劇団☆新感線、3度目の出演となる浦井健治。
過去2回の出演で“おバカな王子”シャルル役を好演した浦井だが、今回は悲劇の王・ランダムスター。
シャルルとは似ても似つかないロックな衣装に身を包み、冒頭の「きれいは汚い、ただしオレ以外」から激しい殺陣を披露した。
本サイトの連載で浦井が話していたように、今回のランダムスターの殺陣はdisc1、disc2とは異なる二刀流。歌いながら豪快に2本の剣を使い敵をなぎ倒す姿は、これまでのバージョンとは違う迫力があった。
本作はシェイクスピアの悲劇「マクベス」がベースとなっているため、シリアスな芝居はもちろん、それに加え新感線らしい笑いの要素も盛り込まれている。
シェイクスピア劇の出演経験が多い浦井は、長ぜりふも淀みなくこなし、間合いも絶妙。
また、盟友・エクスプローラー役で新感線の名物役者である橋本じゅんとはテンポのいいやり取りを見せ、ミュージカル界のプリンスらしからぬ変顔もさく裂させる。
かっこいいながらも面白おかしい、そして“浦井らしい”ランダムスターを見事に演じていた。
一方、今回が新感線初出演となるランダムスター夫人役の長澤まさみ。
これまでのランダムスター夫人の衣装はスカートだったが、長澤は自身のスタイルを活かしたパンツスタイル。そのため、以前の2作よりクールな印象を受けた。
長澤のランダムスター夫人はビジュアル以外にも、disc1、2とは異なる点が多い。
酒をあおり、タイトな服をまとって挑発的に話す姿は長澤本人も会見で話していた通りまさに“悪女”。
disc2の大原櫻子が演じたランダムスター夫人も相手役の尾上松也に“悪女”と称されていたが、大原のアプローチとはまた違うランダムスター夫人を演じていた。
また、ランダムスター夫人のナンバー「私の殺意」は振付が大きく変更されており、長澤の見事なプロポーションが堪能できる。これまでのバージョンとは異なる夫婦の関係性も垣間見え、disc1、disc2を観劇したファンも注目の場面だ。
【disc3】2018年11月9日(金)~12月31日(月)
出演=浦井健治、長澤まさみ/高杉真宙、柳下大/峯村リエ、粟根まこと、右近健一/橋本じゅん/ラサール石井ほか
IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて上演
【HP】http://www.tbs.co.jp/stagearound/
■「メタルマクベス disc3」MVスポット
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