打ち合わせでだいたいのドラマの筋を聞いたときに、「世の中を恨む境遇と絶望」があり、また、「人の優しさに触れたり、居場所を見つけるなどの希望」もあると思いました。
広瀬すずさんを撮影させていただくのは初めてだったんですが、役のために思い切ったショートカットにした緊張感ある姿を見て、このままドキュメンタリーのように撮ればうまく行くと確信できました。「あのポスターの表情の意味が、ドラマが後半に行くにつれて理解できた」と見た人から言われたときはうれしかったです。
ちょうど1年前に撮影されたポスターで、広瀬すずさんは当時19歳。10代最後の連続ドラマ主演として、難しい役どころに臨んでいただきました。
戸惑いを覚えるほど思い切ったショートカットでイメチェンした広瀬すずのビジュアルと表情が当時話題となりました。脚本家(坂元裕二)は、このポスターを仕事場に貼ってドラマ執筆にいそしんでいたことを覚えています。
今ドラマ「anone」は海外でも高い評価を受けており、このポスタービジュアルの圧倒的インパクトが一役買っていることは言うまでもありません。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)