「てっぱん」ヒロイン・瀧本美織、ロケ2日目にしていきなり海にダイビング!?
NHK総合ほかで9月27日(月)から放送される平成22年度後期連続テレビ小説「てっぱん」の完成試写会が9月1日、都内で行われた。試写後、ヒロインの村上あかりを演じる瀧本美織と、制作統括を務める海辺潔氏、さらに、サプライズゲストとして音楽を担当する葉加瀬太郎が登壇し、会見を行った。
同作は、広島・尾道で自由奔放に育ったヒロイン・村上あかり(瀧本)が、18年間互いにその存在を知らなかった偏屈な祖母・田中初音(富司純子)と2人でお好み焼き店を開業するという、大阪と広島を舞台にした物語。
初めて完成した作品を見た感想を聞かれた瀧本は「『てっぱん』第1週はどうだったでしょうか?と逆に質問してしまいますが、本当は1人1人に回って聞きたいくらいです。わたしは初めて見たとき、タイトルバックで出演者だったりスタッフだったりみなさんの名前が出るところから、もう涙がとめどもなくあふれ出てきました。本当に初めてのドラマということで、とても思い入れも深いですし、たくさんの方に支えられている作品だなと思ったら、涙なしでは見られなかったです。こんなに1週間の中に笑いと涙がつまっているドラマってなかなかないんじゃないかなって思うぐらい、素敵なドラマに仕上がっていると胸を張って言えます。早く日本のお茶の間に画面を通して元気に届けたいと思います」と感慨深い思いを語った。
初回から海の中へ飛び込むシーンを見せた瀧本は、その時の感想を「海に飛び込むシーンは始まってからロケ2日目だったんですけど、尾道の5月の海をなめていました。まるで氷山が溶けたような海の中に3回ほど飛び込ませてもらいました。でも普通に生きていたらこんな経験なかなかないと思いますので、『てっぱん』では女優としても一人の人間としてもたくさんのことを経験させていただいているなと、ありがたい気持ちでいっぱいです」と笑顔で語った。
今回、作品の曲を担当したことについて、葉加瀬は「今回ぼくが一番大事に思っていたことは、ストーリーにおける世代を超えたファミリー、そして人間がどんどんつながっていくという、そんな曲を書きたいということでした。もう一つは尾道と大阪を舞台にしているドラマで、そこにつながるのは瀬戸内ですから、瀬戸内の風景を自分自身の中で随分と思い起こしました。音楽のマジックでできることとして、ぼくが自分に使命を与えたのは、なにか瀬戸内の風景が地中海に見えるような、そんな曲を書きたいということです。ですので、南ヨーロッパを意識した曲がたくさんあります」とコメント。
また、制作した曲について「あかりちゃんのパーソナルに主題曲として『ひまわり』という曲、そしてもう1曲、瀬戸内の島々が見える海の風景、山々が見える瀬戸内海あたりの風景に似合う曲として『ハバネラ』という2曲を、主たるメロディーとして作りました。はからずも自分の人生の中で最も美しい曲ができたんじゃないかと思っています。とてもとても自身のある曲ができたので、今回は毎朝自分自身、自分の曲で朝を迎える、その喜びをかみしめてずっと朝を楽しみにしたいと思います」と自信とともに作品をPRした。
9月27日(月)スタート(全156回)
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか NHK総合ほかで放送