碓氷が持ってる、自覚がないけど確かにある“能力”が好き
――他の刑事ドラマと違い、碓氷は主人公なのに“普通の人”ですが、演じてみていかがでしたか?
本当に普通の人なんですよ。そこがまず新しくて、僕もいいなと思いましたし、だからやれるなと思ったんです。
碓氷のバディはすごく有能なんだけどちょっと欠落した人で、前回が心理捜査官・紗英を演じる相武紗季ちゃん、今回が紗英の後輩・梓を演じる志田未来ちゃんなんです。
有能だけど経験不足なので、その部分を碓氷が補って事件を追っていくうちに、不思議と最後成長して元の職場へ帰っていく。
碓氷も「この子を成長させた」って自覚はないんですよ。そういう碓氷の自覚がないってところがすごく気に入っています。
何だか知らないけど、最後リスペクトされて終わるというところが好きです。
――ユースケさんも普段、自分では全くそういうつもりじゃないけど、しばらくした後に「あのときの共演のおかげで成長できました!」と言われた経験はありますか?
あります。全く覚えてないし、うれしいけど「そんなことあったっけ?」みたいな(笑)。
バラエティーでも、ドラマでも、いつも皆さんを信頼して、僕の方がリスペクトしてやっているので。後から知ったときすごくうれしいですね。
特に自分が主役の作品は、「あの現場きつかったけど、すごく楽しかった」って言ってもらえたらうれしいし、僕は僕の役割を全うできたかなと達成感は感じます。居心地がすごくいい現場でしたね。
――今回、志田未来さん演じる梓とバディを組む碓氷ですが、撮影現場での印象的なエピソードがあれば教えてください。
撮影は常に一緒でしたよ。未来ちゃんとは、同じ作品に出たことはあるけど、お芝居したことなかったんです。
見た感じ人見知りなのかなと勝手に思っていたんですけど、全然そんなことなかったですね。とても楽しくおしゃべりできました。
すごくやりやすかったし、芝居が始まったら「さすが」という感じ。僕は未来ちゃんを頼りにしていたし、何なら「彼女がこうくるなら、俺はこういこうか」とか、彼女を見て僕はインスパイアされたところもいっぱいありました。
――撮影の合間は、演技について相談とかもなさったのですか?
待っている間はバカな話ばかりしています(笑)。お芝居のことについては、現場で相談しますけど、待っている間はそんなことあんまり考えたくないんです(笑)。
そこはリラックスしないと、常に緊張した状態って人間は維持できないから。
11月25日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
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