東京パフォーマンスドール、リリースデーのワンマンも大盛況! 光る“個性”と際立つ充実

2018/11/23 06:43 配信

アイドル

リリース当日ということもあり、会場もメンバーもテンション高め!photo by Jumpei Yamada


1曲目で勝負アリ!


21日はTPDの2ndフルアルバム『Hey, Girls!』のリリース日ということで、フラゲでゲットしたファン、発売日を迎えて買ったファン、某大手通販サイトで予約してまだ届かない人、ライブが始まるころにはいろいろな感想がタイムラインに上がっていた。

そんな記念すべき日ということもあり、いつもよりテンションの高いファンが会場には詰め掛けているような気がした。

メンバーが入場し、1曲目にリード曲「Hey, Girls!」を持ってくるというアルバムリリースデーらしい粋なセトリ、歌い出しの高嶋菜七の“洋楽以上に洋楽な”英語の歌唱、そして浜崎香帆の心地よいあおりで一気に会場のボルテージが上がる。

よく、腕相撲で相手の手を握った瞬間自分より強いか弱いかが分かる、と言う人もいるが、そういう人がこの曲を聴いたら高嶋の歌いだしでもう名曲の類いであることが分かるはずだ。

高嶋の歌いだしももちろんだが、彼女の後を受ける脇あかりの声のトーンもこの曲とマッチしているし、中盤から後半にかけてのメンバー全員で左右にダンス~水滴が落ちるような音を挟んで浜崎の「どうして~」までの流れ、最後の盛り上がり…思わず震えた。とても1カ月前のワンマンで初披露だったとは思えない完成度。リリイベでも何度かこっそり聴いたが、本当に1カ月でよくぞここまで成熟した楽曲になったものだ。(誰だよ)

1曲聴いただけで「やはり来て良かった」感に浸っていると、早くもパーティータイムに。

「Hey, Girls!」の歌いだしも好きだが、この「Go to the Party」も好感。歌っているのはダンスの申し子・橘二葉だ。

ダンスや振付の部分でフィーチャーされることが多い橘だが、特にこの曲では一度聴いたらついリピートして聴きたくなる中毒性のある歌声が光っていたし、時折ちょっぴり大人な表情を見せる姿が特に強く残った。

続けてスピード感のあるイントロから「TIME」へ。この曲はどうしてもメモを取るのを忘れて見入ってしまいがちなのだが、それでも見るたびに新鮮な驚きがある。

久々にワンマンで見たら、振りが変わったかのような錯覚に陥るほど進化したように感じられた。

もちろん時計回りに回転したり、無表情で高速移動したりと、核となる部分は変わっていないが、ライブの高揚感のせいなのか、さらに新しい魅力に出会えた気がした。

そしてこの楽曲であらためて思ったのが、脇の金髪姿が抜群に“ライブ映え”するなということ。ツイートをマメに拾ってくれる“女子力”高い子だから持ち上げているわけじゃなく、新体制後間違いなく急成長している1人だと思う。

筆者が言っても説得力ないが、TIFの時に某六本木方面のテレビ局のアイドル番組担当と雑談した際に「最近脇さん目立っているよね」と絶賛していたのを思い出した。

って、こうやって褒めるとTPDファンの方に「ジョンの記者は脇さんファンだ」って書かれるのでこの辺で失礼。