続いて「夢を -Rearranged Ver.-」では、イントロのソロダンスで一気に引き込んだかと思えば、浜崎を先頭に縦一列並んで“千手観音”のようなフォーメーションを決め、耳だけでなく目にも鮮やかなインパクトを。
それから妖艶なメロディーを刻む「TRICK U」では、スラリと長い手足のしなやかさをこれでもかと生かした振り付けに、高嶋の挑発的なしぐさ、二葉先生のちょっぴり背伸びした感が生かされたソロパート…ときて、ここまでの流れを一変させたのは、この後の「Honey! Come Come!」だ。
それまでの妖艶さはどこに置いてきた?というくらい、キュートに攻めてくるメンバーたち。
浜崎のさりげないウインク&歌いだし、途中斜めにカットインして前に飛び出てくる櫻井紗季のヒップホップ系のボーカル、高嶋のトドメを刺しにくる歌声、そして6人のガオガオくねくねポーズ(?)も捨てがたいが、この曲では上西の歌声が映えていた。
ソロ曲「恋」や赤の流星のライブでも思ったが、この方は“ほっとけないボイス”の持ち主。ソロパートを歌いだすとつい固唾をのんでじっと聴き入ってしまう。
そうこうしていると「やってきました~!」とはじけた3人組のお出まし。櫻井、浜崎、橘の3人がぐーちょきぱーの「HENACHOKO-DaNCE」とともにやってきた。
GCPの楽曲になると、櫻井が普段の倍くらいハイテンションで歌にダンスに縦横無尽に駆け回る姿が見られるが、今回は曲中にロシアンシュークリームを実施するなど、いつもより余計に回っておりました。
「誰に酸っぱいのが当たるかな~?」と言った櫻井が見事に酸っぱいのを当ててしまい、「あ~! 酸っぱい」と苦笑い。その後のボーカルでも酸っぱさが我慢できなかったか、思わず吹き出してしまうというハプニングが。歌詞を吹き飛ばした前回のワンマン(それは言わない約束)もそうだが、クレオパトラ化して以来ハジケ具合が止まらないそーだ。(いい意味で)
そんなワチャワチャした流れを鎮めるかのように、高嶋が女子力高めなコーデで現れ、定番ソロ曲「be alright...」を披露。
全篇英語の歌詞を相変わらず安定感抜群のボーカルで歌い上げると、11月2日にワンマンライブ「金曜日の流星」を成功させた赤の流星が現れ、ワンマンでも披露した2人の大切な共作詞曲「to you」を満員のWWW Xで響かせた。
そして驚いたのが次の高嶋、浜崎、橘のマジックショーっぽい格好だ。てっきりハーフタイムショーよろしく高嶋が余興のマジックでもやるのかと思ったら、「JUST LIKE MAGIC -Rearranged ver.-」という楽曲のパフォーマンスだったとは。
シンプルな曲調でボーカルを目立たせるメロディーラインも良いが、ハットを3人で回したり、ハットの色を変えたり、“マジックショー感”も忘れない演出も際立っていた。
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