競馬界で世界最高峰のレースと位置付けされているフランスの「凱旋(がいせん)門賞」。その前哨戦として、9月12日(日)に開催されるニエル賞、フォア賞を、CSチャンネルのフジテレビTWOで生中継することが急きょ決定した。
ニエル賞、フォア賞は、10月3日(日)に開催される凱旋門賞と同舞台であるロンシャン競馬場・芝2400mで行われるステップレース。そのため、ここでのレースの勝利馬が、本番の凱旋門賞での優勝候補となってくるため、重要度が高いレースと言われている。ことしの凱旋門賞には、2頭の日本馬が挑戦する予定で、前哨戦のニエル賞にヴィクトワールピサ、フォア賞にはナカヤマフェスタが出走する。
ヴィクトワールピサ(牡3)はことしの3歳クラシック3冠レースの第1戦・皐月賞を圧勝。第2戦の日本ダービーでは1番人気に押されたものの惜しくも3着に敗れたが、その能力は世代屈指。そして、あん上は国際経験豊富な日本のトップジョッキー・武豊という最強タッグで、フランスでのレースに臨む。日本の悲願でもある凱旋門賞での勝利を目指すためにも、ニエル賞で好走し、いい形で本番へとつなげたい。
一方、ナカヤマフェスタ(牡4)は、ことしの宝塚記念で、日本最強馬の呼び声高い女王・ブエナビスタらを破った。今回のあん上は、'99年の凱旋門賞で、日本馬史上最高着順となる2着に入ったエルコンドルパサーの主戦騎手だった蛯名正義が務める。蛯名はその時、エルコンドルパサーに騎乗し、フォア賞で勝利している。エルコンドルパサーの再来を期待したいところだ。
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