映画「悪人」を手掛けた李相日監督の厳しい指導に出演者もタジタジ!?

2010/09/15 20:03 配信

映画「悪人」の初日舞台あいさつに出席した李相日監督、樹木希林、深津絵里、妻夫木聡、満島ひかり、柄本明(写真左から)

映画「悪人」の初日舞台あいさつに出席した李相日監督、樹木希林、深津絵里、妻夫木聡、満島ひかり、柄本明(写真左から)

映画「悪人」の初日舞台あいさつが都内で行われ、出演者の妻夫木聡、深津絵里、満島ひかり、柄本明、樹木希林と、李相日監督が登場した。

同作は、芥川賞作家・吉田修一の同名小説を映画化したヒューマン・ドラマ。殺人事件を起こした孤独な男と、彼を愛した女の逃避行を描く。

主演の妻夫木は「いろんなことに新しく挑戦し、自分にとって転機となった作品です。ありのままの自分の姿と思っています」と、何度も涙をこらえながら作品への思いを語り、「僕らの熱意、日本映画の底力を感じてもらいたい」と力強く話した。

先日、モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した深津は「とんでもないご褒美をいただいた感じです。この賞は、最後まで一切妥協を許さない監督の演出と、その思いにどんなことがあっても応え続けたスタッフ、そして闘った証しだと思っています。出来すぎた初日なので、これ以上何かあったら罰が当たりそう(笑)」と受賞の喜びを語った。

妻夫木演じる祐一の祖母役を演じた樹木希林は「李監督は優しい顔してるけど、すごく粘り強い人でした」とコメントすると、柄本明も「本当に監督がしつこくて、こっちが“こんなもんかな”と思って芝居をすると、必ず監督からボソボソ言われて撮り直しになり、それが何回も続いたのでしゃくに障って、しまいには口を利かなかったんですけど(笑)」と李監督の厳しさを暴露した。

その李監督は「人生経験も乏しい僕が、人の善悪や生きることを問いかけるような作品を作れたのは、原作の吉田さんや、素晴らしいキャスト、スタッフの情熱に助けられたからだと思います」と謙遜(けんそん)しながら、労をねぎらった。

最後に妻夫木は「僕ら1人1人の熱意と思いで作りました。この映画を見て何も感じない人はいないと思います。人間があるべくためにはどうしたらいいのか、ちょっとでも考えてもらえたらうれしいです」とメッセージを送った。

映画「悪人」
全国公開中